先日、夫が古巣リビアに居るスタッフ(2012年より駐在中の豪人)と電話で話す機会があり、最近の様子を聞いたそうです。
その彼曰く、「ごみが酷いことになっている」そう。
カダフィ政権時代は、ごみ収集は政府の管轄でした。
私が滞在したのは2008年からですが、その少し前はお役所にごみ回収費用を支払い、払った家庭のごみだけ回収していたそうです。
でも想像するにきっと徹底されず、トラブルが多かったのではないでしょうか。
私が滞在していた頃は、家の前にポリバケツを置いておけば、どの家庭も無料で回収してくれるようになっていました。
カダフィ政権時代のごみ収集車(山盛り)
それ以外にも、公園の前や道路わきなど、要所要所にごみ集積所(コンテナ)があり、
誰でもごみを捨てられるようになっていました。
しかしご存知のようにカダフィ政権は倒れ、新政府はいろいろ対応するべき問題を抱え過ぎて、ごみ収集まで手が回っていないそう。
住宅街やごみ集積コンテナにはごみがあふれ、街中大変なことになっていたそうです。
しかも3月といえば、リビアでは気温が上がってくる時期(日本人感覚の初夏の日差し)。
市民から街中の悪臭に関する苦情が多く上がっていたのだとか。
そして3月下旬くらいになってやっと重い腰を挙げてくれたようで、ある程度一気にごみが回収されたそうです。
しかし喜んだのもつかの間、今度は街の中心部からそれほど離れていない場所(スタッフの推測では20kmくらい)でそのごみを一気に焼却したそうで、トリポリ市内にその煙と臭気が流れ、更なる悪臭につつまれてしまったのだとか。
放置されても悪臭、回収されても悪臭。
トリポリ住人にとっては泣きっ面に蜂ですね。
新政府も大変だとは思いますが、市民の生活向上に向けてがんばって欲しいものです。
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