メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 1月も半ばのある土曜日。仕事でグアダラハラ近郊の道路を走っていた時の事。

 突然、路肩を歩く、歩き続ける人々の列を発見しました。
 「バス停から仕事場に歩いて行く人かな?」と思ったのですが、延々と、延々とその列は続きます。スポーツ用のジャージ着用の若者達の一団や、バックパックに寝袋を背負った人、杖をつきながらのお年寄り、小さめの毛布をマントのようにまとったおじさん、おばさん。。。老若男女の列。


朝日の中を巡礼中

朝日の中を巡礼中

 すかさず、運転していたメキシコ人の友人に質問攻め。
 
 私たちが曲がって来た道の、その後ろにあるSan Juan de Los Lagos(サン・ファン・デ・ロス・ラゴス)という山間の村にある聖母マリア像をお参りする「お遍路さん」の列、だとのこと。

 このマリア像、「奇跡を起こす」ことで有名らしく、メキシコシティにある、カトリック総本山バチカンもその奇跡を認めた「聖母グアダルーペ」、我らがグアダラハラの「サポパンの聖母マリア」に次ぐメキシコ第3の聖母マリア像、であるとのこと。


道路右側の「壁」みたいなのが巡礼者の列

道路右側の「壁」みたいなのが巡礼者の列

 病気を抱えるご本人もいれば、その家族の「若く健康で巡礼が出来るもの」もいる。ぱっと見の感想ですが、日本のストイックな四国巡礼お遍路さんとは違い、なんだか「ピクニック気分」にも見受けられるのはここがメキシコだからか?

 とはいえ、未だに続いていますよ、このお遍路さんの列。先ほどから道行く車も、2車線のうちお遍路さん側は避けて通っています。どうでしょうか、最初に彼らを見た地点から25キロは続いているようですよ、この「お遍路行列」。
 「400キロ離れたメキシコシティや、メキシコ全土からこうやってお参りに来るんだ。ずっと歩いて来る人だっているんだよ。」と。
 まさか!全行程歩いてくる人もいるようですが、大抵はその村に着く手前40キロ地点(大体)で、各都市からの観光バスから降りてくるようで。


 なぜ寒さ厳しいこの時期なのか。
 2月2日がこの村の聖母マリアの祭りで、その時にはそれこそ全国各地、周辺諸国からの巡礼者が村に押し掛け、人口たった5万5千人の村がその10倍以上の人になるんだとか。宿泊施設もなければ、全員に食事を振る舞えるレストランもそんなに数はない。ということで、そのお祭りの前後の何回かの週末に、こうやって巡礼者が分散したのだ、とか。

 合理的と言えば合理的。
 いつ行く、が問題ではなく「行く」のが大切。「信じる者は救われる」の心で。

 ところで非常に気になったのが、彼らが一息入れた「露天」近辺に散乱する(という言葉では済まされないレベル)プラカップやビニール袋のゴミ。。。。巡礼するお気持ちがあるのなら、ゴミも出さないように。。。というのは感覚が違うのでしょうか。



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