メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 メキシコの子供達にとって、伝統的に楽しみにしているのは1月6日の「東方三賢者の日」。
 キリスト教の聖書において、生まれたばかりのイエス・キリストを誕生を祝い、贈り物を持って聖母マリアとその夫ホセ、キリストを崇めに来た3人の博士が、彼らの場所にたどり着いたのが1月6日、とされています。

 カトリックの国メキシコでは、アメリカ、プロテスタント的なクリスマスの贈り物よりも、こちらの方を重要視しており、子供達にプレゼントを贈る習慣はクリスマスよりもむしろこの1月6日(曜日に寄っては前後させることも)にしています。


あれれ、閑散としちゃってますよ、街の中心

あれれ、閑散としちゃってますよ、街の中心

 先日、すこし離れた町にドライブに行ったときの事。
 日曜午後ともなると、いつもなら街の中心の公園や教会周辺は沢山の地域住民憩いの場所となり、出店や車でうろつく若者などでにぎやかなのですが、どうも様子が違います。

 車はおろか、公園のベンチに人影もまばら。というか、誰もいないし!
 その代わり、市役所前に停められている数台の警察車両(ピックアップトラック)には、子供用のおもちゃが沢山積まれています。
 ラッピングもリボンもされていない「お店から直接」的な物もあれば、まちまちのラッピングでいかにも「街の人から、少しずつ」的なものまで。

 車両横にいらした警察官に尋ねたら、近隣の小さな村の子供達に届ける贈り物だ、とのこと。
 この広場も交通整理、封鎖をして、贈り物出発式(らしきもの)をするのだそうです。

 贈り物の精神、助け合いの精神が息づくカトリックの国ならでは、の行事でした。


おもちゃが沢山!

おもちゃが沢山!




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