メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 めずらしく料理雑誌を買ってみました。
 季節の野菜(って言ったって、メキシコでは一年中大して変わらない顔ぶれだけど)の特集だったんですよね。

 そうしたら、真ん中あたりに調味料の小袋がオマケとしてついていました。

 「メキシカンライス作るなら、手軽にこれ一袋!」

 メキシカンライスというと、喫茶店などにたまにある、ぴりっと辛いケチャップ味のピラフ、を想像しますが、メキシコではケチャップは使いませんし、辛くも有りません。


これ一振りで美味しくできる♪

これ一振りで美味しくできる♪

 本来のメキシカンライス(Arroz Mexicanoアロス メヒカノ)は、油で生米をカリカリするまで炒めたあと、丁寧に丸鶏と野菜でとった出汁で炊いてい来ます。お米が炊きあがるあたりを見計らって、刻んだ各種野菜を加えて蒸します。

 と、簡単そうですが、やはり自家製鶏だしはちょっと時間がかかる。
 ということで、忙しい奥様むけにうりだされているのがこの便利な調味料「Mi Arroz 私のごはん」。
 キャッチコピーも「これ一つで完璧ご飯!」ですって。

 写真のオマケは、トマトベースの鶏だし味ですが、この他にもトマトが入らない「白」、ほんのり苦みとコクのあるピーマンのような青唐辛子が入った「緑」と3種類あり、ちょうどメキシコ国旗と同じ色合いになります(メキシコ人はこの3色が大好き!)。



 


左手前が赤バージョンのメキシカンライス。これはインスタント不使用!

左手前が赤バージョンのメキシカンライス。これはインスタント不使用!

 メキシコではお米は「水で炊いたからスープの一種」として供されます。あくまでも、おかずのお肉や魚を食べる付け合わせ。なので、しっかり色はついていますが、日本の「ピラフ」ほど濃い味ではないのです。
 私の好きな食べ方は、ほんのり薄味のこのご飯に、トマト・タマネギ・シラントロ(香菜)とチレの「サルサ・メヒカーナ」や、刻んだサボテンのサラダをどさっと乗せて、まぜまぜして、というもの。

 日本人の考える「ご飯」とはかなり方向性が違って来ますね。

 でもおいしい♪




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