グアダラハラのセントロ（街の中心）の公園で、日曜の夕方、人だかりを作っているので覗いてみました。
　幾重にもなった人を分け入ってその真ん中を見ると、なんだか「ずるっ」とした格好の若者数人。

　ブレイクダンスのようなアクロバットのような、「馬」の形にしゃがんだ仲間の上を助走を付けて横回転しながら飛び越えて行く技を披露しています。
　台を使わずに、地面に腹這いになった格好から高く飛び上がり２回転ひねりをつけて着地、など、へ～～～と驚く芸も。

　どうやらこのグループは６人の男子が演技をし、一人（しかもさわやか系のハンサム）が「小銭のご協力を～」と、帽子を持ち歩いていました。

　彼らに話を聞くと、「アメリカに俺たち、ちょっと居てさ」とのこと。
　え～、ということはおそらくは密入国して、働いて英語ちょっと身につけて、何でしょうね。スペイン語で話しかけた私に対してさえ英語で返してくる、という（そんなに私のスペイン語はひどいのか？）具合。

　平日などは何の仕事をしているのか、職はあるのか、ちょいと気になる所ですが、お客さんを湧かせるのもお手の物だし、まあ大道芸は趣味の範囲なんでしょうな。イケナイものを売ったり買ったりするよりはなんぼかまし、と。

　青年達、健康な体と英語を覚えられる頭脳があるのだ。
　りっぱな職につきたまへ。

　

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