ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

◎職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
◎居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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 国際協力機構(JICA)が派遣する日系社会ボランティアの帰国報告会が5月25日、サンパウロ市内のホテルで開催された。2~3年の活動を終えて帰国する22人と、任期延長予定の6人が実体験を語った。笑いあり涙ありの感動の報告会になった。


 この日、各人が7分ずつ話し、昼食やコーヒーブレイクを挟んで終了まで8時間に及んだ。「日系移住地52か所を回り、認知症に対応した」(高齢者介護・岡本洋美さん)、「全土150団体に60の和太鼓チームがある。日本のレベルまで上達したのがうれしい」(太鼓指導・蓑輪敏泰さん)、「現地の先生方が持つ可能性を尊重するのが大事と感じた」(日本語教師・坂本麻子さん)など、実体験報告があった。


報告会に参加した北海道出身の武井さん(左)と佐賀さん

報告会に参加した北海道出身の武井さん(左)と佐賀さん

 参加者の中に北海道出身の日本語教師がいた。7月帰国予定の佐賀直子さん(43)=小樽市=と1月着任したばかりの武井あゆみさん(32)=札幌市。佐賀さんは「学校で日本文化を教えた。帰ったら日本在住外国人の役に立ちたい」、武井さんは「日系社会の現況を知りたい。高校時代の友人が帯広にいて、十勝で見た花火が忘れられません」と語った。また、日本語教師を受け入れたアチバイア日本語学校校長の青山明政さん(67)=帯広畜産大卒=は「この制度は日伯交流に大変役立っている。続けてほしい」と話す。


 同制度は1986年に始まり、過去1,005人がブラジル各地に配属された。ボランティアは青年とシニアに区分されており、派遣期間は2~3年間。日本語教師、高齢者介護、栄養士、野球や太鼓指導などさまざまで、日系社会の日本語学校や福祉施設で活動している。


 ボランティアの年齢資格は青年が20~39歳、シニアは40~69歳。今回の報告会では約70%が女性だった。近年、男性よりも女性の方が積極的に世界へ羽ばたき、活躍しているようだ。


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タグ:サンパウロ

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