ネパール

ネパール:カトマンズ

うえの ともこ

職業…ライター、旅行会社勤務
居住都市…カトマンズ市(ネパール連邦民主共和国)
ナマステ!
ヒマラヤ山脈の麓、摩訶不思議な国にて、てんやわんやの愉快な生活を送っています。
こんなことからあんなことまで主婦的目線でリポートします。

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ネパール屈指のエリート学校が毎年開催するミュージカル。毎年演目は異なり、ポピュラーな美女と野獣、レ・ミゼラブル、オリバー、屋根の上のバイオリン弾き、ロミオとジュリエット、ネパールらしいシッダールタなどを上演してきました。


子役はかわいらしく、上級生は勇ましく。

子役はかわいらしく、上級生は勇ましく。

今年の演目は3年ぶりに「ライオンキング」でした。これが小中学生とは思えぬほどの好演で感動!
3年前にも一度見たのですが、さらにパワーアップして戻ってきたという感じでした。
ネパールにおいて演劇、とくにミュージカルを鑑賞する機会はほとんどありません。ましてや演じることなどは。


ライオンの子ども役には7、8歳くらいの生徒でしょう、英語の台詞が流暢に口から出てきますし、中学生が演じる動物たちのコミカルな会話や仕草、ただの草や花、木の役の脇役の生徒たちの動きやダンスが引き立てました。舞台装置や衣装にも工夫を凝らし、ネパールで入手できるものから手作りしたもののようでした。

そして、60名以上は居たであろうアフリカをイメージした衣装のコーラス隊の歌唱力!迫力があり素晴らしいものでした。アフリカという土地での野生の弱肉強食の世界、勧善懲悪、世代交代などが盛り込まれ、クライマックスやドラマチックな場面ではヒューヒュー歓声が沸き、満席の観客を最後まで引き付けました。


2日間ダブル、トリプルキャストで3上演。

2日間ダブル、トリプルキャストで3上演。

上演数日前には市内の学校にチケット販売にも回っていましたし、スポンサーも多く集まっていました。ビジネス、マーケティング学習ですね。
生徒たちは自信に満ち、誇りが持てる良い取り組みだと思いました。鑑賞した他校の生徒たちも「面白かった!」「かっこよかった」と刺激を受けたようです。



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