インドネシア人にとって羊とヤギは同じ?
2015.01.01 up
店先でサテが焼かれていると、いい香りが漂ってきます
インドネシアではヤギがよく食べられています。屋台のサテ(焼鳥)やさんでは「鶏肉」の次に「ヤギ肉」が主流。ナシゴレンも「ヤギ肉のナシゴレン」は定番です。価格的にも、鶏肉の次に安いのがヤギ肉のため、一般的なのだと思います。
左の黒いのがヤギ(羊肉かも?!)のサテ。右の白っぽいのは鶏肉です。バンドン辺りでは、ピーナッツソースで食べるのが定番
ただ、このヤギ肉、本当にヤギ肉なのかは疑問とのこと。聞くところによると、けっこう羊肉が混じっているそうです。日本人なら「食品偽装だ!」と言いたいところですが、ヤギも羊も同じだと思っているインドネシア人も多いようです。一応ヤギ=Kambing、羊=Dombaと単語も違うのですが、インドネシア人曰く「まぁほとんど同じだから、どっちの肉でもいいよ」。さすがアバウトな人種です。
確かに、私もヤギ肉と羊肉の味の違いを聞かれるとわかりませんし、ヤギ肉の味は北海道で食べた羊肉の味とほとんど同じな気がします。北海道の方なら通かと思いますので、インドネシアへ来られたら、ぜひ味が違うか試してみてください。
犠牲祭前に道端で売られているヤギ。中には羊もいるかも?
また、イスラム教の大イベント「犠牲祭」(http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=2014105143333)では、天国への道先案内をしてくれる動物として牛とヤギが犠牲になります。このヤギ、犠牲祭前にはたくさん道端で売られているのですが、中にはどう見ても「羊じゃない?」と思うものもいます。天国へ乗って行くなら、ヤギより羊の方がふかふかしていて気持ち良さそうですよね。
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