ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

◎職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
◎居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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約200人が集まった新年祝賀会

約200人が集まった新年祝賀会

2014年が明け、早くも2月に入った。今年、ブラジルでは6~7月のW杯、10月には大統領選挙が行われる。ブラジル北海道協会(サンパウロ市)では1月12日正午、同協会会館で毎年恒例の新年祝賀会を開いた。


この日、約200人が集まり、手料理の巻き寿司、いなり寿司、揚げ物や果物などを各家族が一品ずつ持ち寄った。開会前には「おめでとうございます。今年もよろしく」の日本語があちこちで聞かれた。日本の正月文化は地球の反対側で根強く生き続けている。


十勝出身の谷川さん(左)。右は三女の瞳さん

十勝出身の谷川さん(左)。右は三女の瞳さん

会場に十勝出身の谷川三七(みな)さん(86)が元気な姿を見せていた。一緒に住む三女の瞳さんに連れられて、50キロほど先の地方の町から来た。谷川さんは新得町生まれ。養鶏業などを営んでいたが、「ブラジルが良いと聞き」1960年、33歳の時に家族でブラジルへ移住。最近、うれしかった出来事は何?と尋ねたら、「末孫が大学を卒業したこと」だそう。「2回里帰りしたけど、北海道は寒い。ブラジルは暖かいので暮らしやすい」と、笑顔で話す。


同協会会長の大沼宜信(のりのぶ)さんは、訪れる客と忙しくあいさつを交わす。その合間に新年の抱負を聞いた。
 「昨年は屋上体育館のリフォームに20万レアル(約900万円)ほど掛かりました。まだ、お金が足りないので皆さんに寄付協力をお願いする」、「今年は北海道移民95周年に当たり、10月19日に式典を開催します。その日に何をやるか1月の理事会で話し合います」、「続いて、5年後には100周年を迎えるので、それに向かっても頑張ります」と語った。


今、ブラジルは日本と反対の真夏。日中の気温は30℃まで上がる。十勝との温度差は40℃ぐらいになるか。今年も幸多い年になりますよう…。


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  • 1 コメント

1 - Comments

かなやより:

2014 年 02 月 03 日 17:02:46

今年は北海道移民95周年とのこと。10月の式典の様子もぜひ、教えてください。

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