メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 メキシコの学校内を歩いていると、ジャージやら、繰り返し水筒として使えるプラスチックのボトルなどが、ベンチなどに放置されている光景をよく見ます。

 忘れ物です。

 日本なら、「あらあら、こんな所に。だれちゃんのかしら。事務所に届けておきましょうかね」となるのですが、メキシコではそれはしません。

 見つけても、放置。

 


こっちにぽいっ

こっちにぽいっ

 完全に文化の違いですね。

 落とし物でも忘れ物でも、親切心からどこかに持って行こうなど、メキシコではしない方が良いのです。
 なぜなら、どんな理由があれ、「他人の物」に変わりはありません。
 他人の物をあなたが手にした時点で、「盗んだの?」と疑われてもしかたがないのです。


あっちにもぽいっ

あっちにもぽいっ

 なので、建物の管理人など、そういう職務のある人以外は他人の物は基本的に「放置」。

 日本の常識、メキシコ(と、もしかしたら他の国の)の非常識。
 日本の良心、メキシコではおせっかい。
 に、なりかねませんね。

 今日も勉強しました。




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  • 2 コメント

2 - Comments

かなやより:

2014 年 02 月 09 日 14:40:19

日本なら、おそらく多くの人が拾って窓口などに届けると思います。「取りに戻るかもしれないから、そのままに」と思うこともありますが。

Setsuより:

2014 年 02 月 12 日 00:59:06

かなや様

コメントありがとうございます。
親切心が仇となる、の典型ですね。
文化の違い、です。

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