アフリカでもゴミの分別を行います
2014.02.10 up
一軒家で使用されるゴミ箱。各家でそれぞれ専用のゴミ箱を保有しています。ゴミ収集時、他の家のものと混ざらないように、自宅番号(数字)を明記します
日本と同様、南アフリカでもゴミの分別があります。何かと適当なアフリカなので、何でもかんでも燃やしているのかと思っていましたが、ゴミの分別が行われていると知ったときは驚きました。世界的に環境問題が注目される中、南アフリカもゴミの分別を推進することで、資源ごみはリサイクルし、焼却時のエネルギーや大気汚染の削減と、ゴミ埋め立て地の削減を目的としています。
紙類専用の袋。割と丈夫な素材の袋なので、何度も繰り返し使用されます。袋は無料で配られています
分別区分は、日本と違って、もっとおおざっぱで、紙類、空き缶、ビン、プラスチック(ペットボトル含む)、バッテリー、その他のゴミ(一般的な燃えるごみ)といった感じです。
私の住んでいる地区の場合、その他のゴミ(一般的な燃えるごみ)は月曜日、それ以外の資源ゴミ扱いとなり、その他のゴミとは別の日にまとめて回収に来ます。住んでいる家がクラスター(塀に囲われた一定のエリアの中に一軒家が複数建てられていて、囲われたエリア内の道路は私道)の場合でも、収集車はクラスター内まで入ってきてくれるので、家の門や玄関の前にゴミ箱を出しておけば大丈夫です。
プラスチック類の分別。ペットボトルが交じっていても問題ないようです
ゴミ箱が大きいせいか、収集車には、清掃員が既定の場所にゴミ箱をセットすると、自動で持ち上げられて中身を空にする機能が付いており、なかなかの優れモノです。
道路脇の草むらや歩道には、よく見るとゴミがたくさん落ちています
ただ、ショッピングモールにあるような公共のゴミ箱では、捨てる際は分別せずに何でも全部まとめて捨てる方式です。おそらく、ショッピングモールで雇われている清掃員が大体は分別してくれているのでは、と思いますが、最終的にどうなっているかは不明です。
歩きながらポイ捨てする人も多数。残念です
南アでは、ショッピングモールの他にも、道端や公園などの公共の場所には必ずと言っていいほどゴミ箱が設置されている場所が多いのですが、それにもかかわらず道端にポイポイ捨てる人はたくさんいて、車の窓から空き缶やたばこの吸い殻などを道路にポイ捨てする人は日常的に見かけます。なので、よく見ると、道路や歩道はゴミ屑が溜まっていて汚いです。まだまだ公衆衛生に対する人々の意識は低いようで、美しい国土が汚れていることは残念です。
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