インドネシア

インドネシア:バンドン

Saori

職業…契約社員
居住都市…バンドン

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道端で「1」を示して立っています。ヒッチハイクのようですが・・・?

道端で「1」を示して立っています。ヒッチハイクのようですが・・・?

近年、インドネシアの交通渋滞は大変深刻です。都市部での車保有者の増加、またジャカルタでは地下鉄などの工事の影響もあり、状況は年々ひどくなっています。私の住むバンドンからジャカルタまでは約200km、以前は高速道路を通って車で約2.5時間でした。それが今では5時間以上かかることも。今年と来年がピークと言われていますが・・・。


「7:00〜10:00と16:30〜19:00は3人以上乗車の区域」とあります

「7:00〜10:00と16:30〜19:00は3人以上乗車の区域」とあります

そんな中、政府も一応対策を考えています。そのひとつが1992年に導入された「3 in 1(スリーインワン)」制度。ジャカルタの中心部では、朝夕の通勤ラッシュ時間は「1台の車に3人以上乗っていないと通行できない」という規定です。車で通勤している人は運転手と自分だけというパターンも多く、3人に満たないため中心部を通行できません。そこで、道端に立っている「ジョッキー」と呼ばれる人を同乗させます。値段は200円程度が相場とか。目的地でジョッキーを降ろすと、彼らは公共の小型バスなどを使ってまた元の場所に戻るそうです。


道端にずらっと並ぶ「ジョッキー」

道端にずらっと並ぶ「ジョッキー」

1枚目の写真で「1」と指で示しているのは「1人乗車します」という意味です。中には赤ちゃんを抱いて「2」と示している人も。運転手だけの場合、あと2人同乗者が必要なので、こういう需要もあるのでしょう。ウワサでは、赤ちゃんは自分の子どもでなくレンタルしている場合が多いそうです。


これでは結局渋滞解消にはなっていませんが、新たな雇用を生んでいることにはなるのでしょうか?何でも商売にしてしまう、たくましいインドネシアです。



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  • 3 コメント

3 - Comments

道下より:

2014 年 09 月 17 日 11:59:18

不思議な感覚に陥りました。乗せる人は赤ちゃんも含めて「有料レンタル」なんですね。200円で100回乗り降りすればいいお金になりますよね。いい商売なのかどうなのか、実に興味深い話題です。

楓 彩織より:

2014 年 09 月 17 日 13:14:14

>道下さま
そうなんです。意外と儲かるんじゃ…と私も思ったのですが、遠方から交通費をかけて来ている人もいるとか。また、けっこうな人数並んでいるので、一日選ばれない人もいるんだろうなと想像します。変な人を乗せると怖いので、女性の方が人気があるようです。今度機会があれば、ジョッキーに話を聞いてみたいと思います!

道下より:

2014 年 09 月 21 日 14:53:09

そんなに多いとなれば、道にジョッキーがあふれている印象ですね。どのくらい儲けているのか気になります。後日談をお願いします。

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