バンドン市長「ジャムカレット許しません!」
2015.01.26 up
仕事しているのかな?と思わせる、のどかな風景
インドネシアには「ジャムカレット」という言葉があります。訳すと「ゴム時間」。その名の通り、時間が伸びるのです。ん?どういうこと?とお思いでしょうが、要はよく言えば「のんびり」、悪く言えば「時間や期日を守らない」という習慣が根付いています。
何回通っても、ほとんど進んでいる気配がない歩道工事
これは私がインドネシアに来た当初、イライラしたことのひとつです。日本人としては、時間より前に行くのですが、誰も来ない。30分後ぐらいからようやく集まりだし、みんながそろうのが1時間以上経ってから、というのは日常茶飯事。私も少し経てば「時間通りに行く必要はない」とわかるのですが、日本人としてはなかなか・・・。
乗合車の待合場所ですが…
そんなインドネシアですので、工期が遅れるなんてこともよくある話です。以前も記事に書きましたが、現在のバンドン市長は若手でやり手。目に見えて町の様子が変わってきています。そんなバンドン市が、歩道の整備をある業者に依頼したのですが、よくありがちな「いつになったら終わるの?」状態。加えて、工事中の状況を見ても、全く整っている雰囲気がなく「これ、どうなるんだろう」と友人と話していたところでした。
真面目にやっているのかと疑いたくなります…
そんな業者にバンドン市長がNO!を突きつけたのです。「工期が守れていない。工事も素人のようだ」とその業者を切ったそうです。汚職まみれで、馴れ合いが多いインドネシアにおいて、決然とした態度に感心しました。インドネシア人の特長である「おだやか、のんびり」は残しつつ、悪習は断ち切っていってほしいものです。
一部終了している(?)ところも、何だか汚い…
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