スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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イグルーからもれる明かりが、暗い雪山を暖かい気分にさせてくれます。

イグルーからもれる明かりが、暗い雪山を暖かい気分にさせてくれます。

 年末年始の短いお休みの間に、チーズフォンデュの食べ放題へ行ってきました。訪れたレストランはかなり変わっており、イグルーになっているのです。
「イグルー」といえばカナダ・アメリカ北部のエスキモーの人たちが住んでいる、あの雪と氷で作られた家!日本の『かまくら』のようなものかもしれませんね!


イグルー内は、フォンデュを楽しみに待つお客さんでいっぱい!

イグルー内は、フォンデュを楽しみに待つお客さんでいっぱい!

 スイスにはイグルーでチーズフォンデュや氷のバーでお酒が楽しめる場所がいくつかあるのです――ほとんどがダボスやツェルマット、エンゲルベルク、グシュタードといった有名スキーリゾート地にあるのですが、私が訪れたのは、ベルン州のシュトックホルン(Stockhorn)という山でした。


チーズフォンデュ。パンにたっぷりとろとろのチーズをつけていただきます♪

チーズフォンデュ。パンにたっぷりとろとろのチーズをつけていただきます♪

 今年は暖冬でスイスも雪がなかなか降ってくれないので、雪の家イグルーはちゃんと作ることができたのかしら、なんてことを少し心配しながら、イグルーレストランのあるシュトックホルン行きのケーブルカーに乗り込みます。
 中間駅であるクリンディ駅(Chrindi)へ到着!突然冷凍室にいるかのような痛みを感じる寒さが……。さすがに1642mの標高まで来ると冬が存在していました。


イグルー内の氷でできたバーカウンター。

イグルー内の氷でできたバーカウンター。

 中間駅で待っていてくれた山の案内人の方に引率されて、雪の中をしばし歩いていくと、眼下に広がる氷が張った湖で釣りをしている人々の姿も目にしました。
 
 そしてやっとイグルーへ到着です。ウェルカムドリンクをいただきながら、イグルー内をじーっくりと観察(笑)。内部は彫刻があったり氷のバーカウンターがあったりと、なかなか本格的。イグルーレストランの裏側はなんと小さなホテルにもなっていて、宿泊もできるようになっていました。


内部の装飾として、スイスでおなじみの動物たち(山ヤギ・マーモットなど)が迎えてくれました。

内部の装飾として、スイスでおなじみの動物たち(山ヤギ・マーモットなど)が迎えてくれました。

 いよいよチーズフォンデュの登場です!「食べ放題」とはいえ、スイスのチーズはおなかにずっしり来るので、私はすぐに満腹になってしまいましたが、他のテーブルではおかわりをしている人たちが結構いました。恐るべしスイス人!

 その後デザートのケーキまで出てきたので、カロリーを消費すべく、日がとっぷり暮れた夜の雪山の中、降り注ぎそうなほどの星空を見上げながら、イグルー周辺を散策していました。
 ユニークな経験ができるイグルー関連のイベントは冬から初春までスイスの各地で楽しめるようです。詳細は以下のHPをごらんくださいね。

<イグルー村ウェブサイト>
http://www.iglu-dorf.com/en/standorte/uebersicht


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