先日、娘と共にオランダの小学校の恒例イベント「De Avondvierdaagse」に参加してきました。
言うなればウォーキング大会で、毎年5月下旬から6月上旬あたりの週の夕方に4日連続で開催されるイベントです。

コースは5kmと10kmに分かれていて、好きなほうに参加できますが、どちらも出発は夕方6時。
学校からスタートして、生徒と保護者がおしゃべりしたり歌を歌ったりしながらのんびりと歩きます。

住宅街だけではなく、こんな自然の中を歩く箇所もありました。
このウォーキング大会、NKBLO（オランダの体育教育に関する組織）が1909年から開催したのが、そもそもの始まりだそう。
元々は子供向けではなく全世代向けのイベントですが、最近では学校単位での開催が一般的なようです。
確かに冬の間は運動不足になりがちですし、日照時間が伸びてきて午後10時ごろまで明るくなってくるこの時期は、ただダラダラ過ごすのはもったいない！
ハイキング的に参加できる、とても健康的なイベントだと思います。

ただ、昨今は歩きながら食べるお菓子の量が問題になっていると聞きました。
上のようなキャンディ詰め合わせ袋を持って参加し、歩きながら大量に糖分を摂取するのだとか。
元々は健康のために開催されるイベントなのに、結局は体に悪いなんて冗談のようですね。

でも我々が参加した大会ではお菓子ではなくフルーツ（カットレモン）などを持参している子供が多かったです。
やはり保護者の多くも問題意識を持っているのかもしれません。

そして、後半の給水所で軽いスナックのサービスがありました。こういった給水所や、道の要所要所に保護者のボランティアが参加してくれています。
子供だけでなく、大人たちもこのイベントを楽しみにしている様子が伝わってきました。きっと自分たちの子供時代も、「De Avondvierdaagse」を楽しんだんでしょうね。
夕方に4日間続けて歩くのは大変ですが、娘にとって子供時代の良い思い出になればいいなと思います。

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