ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

◎職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
◎居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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近づくカーニバル

2017.02.26 up

近づくカーニバルに向け、公園で練習する若者偽ループ(サンパウロ市内で)

近づくカーニバルに向け、公園で練習する若者偽ループ(サンパウロ市内で)

 十勝とは反対にブラジルは今、真夏。今年もカーニバル(謝肉祭)が近づいた。休日は2月28日だけだが、国民は例年、前週土曜日から翌週水曜日までの5日間休む。今月に入り、テレビのCM音楽にサンバのリズムが急に多くなってきた。
 2月初めの週末、サンパウロ市内のイビラプエラ公園を散策した。高さ10mはあろうかと思われるユーカリ林の中から、打楽器音が耳に入った。その方へ足を向けると、練習に励む3つの若者グループがいる。それぞれ2~30人編成だ。一糸乱れずに響く乾いたリズムは心地よい。


 その中の一団に近づいた。見物人に聞くと、サンパウロ大学の学生という。練習が一段落した直後に「元気な皆さんをニュースにして日本へ送りたい」と話し掛けてカメラを向けたら、キャー、ワァーの大歓声。皆、おどけてポーズを取った。ブラジル人は取材に対し協力的で、とやかく注文も付けない。


 なぜここで練習しているのかと男性リーダーに聞くと、「この公園内なら騒音の文句が出ない。大学対抗のサンバコンクールが近々あるので、今、特訓中」「若い学生らに打楽器のたたき方を教えるのは楽しい。皆、随分上手になった」。どうやら指揮者はプロのようだ。笛の吹き方や身のこなしが堂に入っている。
 体育学部生というサンドラ・バルボーザさん(22)は「将来、先生になりたいわ。この世はリズム、メロディー、ハーモニーが大切でしょ。タンバリンをたたいているときは最高に気分がいい」と屈託がない。


 カーニバル期間中は少々のおふざけが許される。この機会に日ごろの憂さを思いっきり晴らす。ブラジル人は一般的に陽気だ。半面、喧騒を嫌って山や海へ逃げ出す高齢者がいるのもお忘れなく。ただ、酔っ払いやスリが横行するので要注意。国民が仕事に本格的に取り組み始めるのはカーニバル終了後になる。



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タグ:サンパウロ

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