オランダ

オランダ:ハーレム

倉田 直子(くらた なおこ)

職業…ライター
居住都市…ハーレム(オランダ)

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 4月下旬に、オランダ人にとっては大きな節目となる50歳の誕生日を迎えたばかりのオランダのヴィレム・アレクサンダー国王。

参照記事:「オランダ国王が、同じ誕生日の人150名を晩餐会に招待」
http://ima-earth.com/contents/entry.php?id=2017350535

 オランダのメディアでは、晩餐会の様子なども放送され、国内は祝福ムードで満たされました。そんな国王が先日、メディアとのインタビューで「月に2回、民間飛行機の副操縦士として勤務する生活を21年間続けた」と告白し、国中を驚きで包みました。


http://nos.nl/artikel/2173576-koning-en-piloot-ik-vind-vliegen-gewoon-fantastisch.html より

http://nos.nl/artikel/2173576-koning-en-piloot-ik-vind-vliegen-gewoon-fantastisch.html より

 王が副操縦士をしていたのは、オランダのKLMオランダ航空の子会社「KLMシティホッパー」。アムステルダムのスキポール空港から欧州44都市に就航しています。王が搭乗していたのは近距離フライトが中心だったとか。本人いわく、あくまでもこの副操縦士としての活動は「趣味」で、本業である王としての執務に影響しない範囲で行っていたようです。

 当然ですが、パイロットの制服を着て勤務し、機内放送を担当することもあったそう。いわく「全スタッフを代表して話していたので、名前は名乗っていなかった」「私の声で気が付く人もいたようだけれど、ほとんどの人は機内放送なんて聞いていない」とのこと。

 現在、王の副操縦士としてのキャリアも変化の時期を迎えています。実は王が操縦に携わっていたFokker70という機体が段階的に廃止されることになったのです。そのため、一時的に商業フライトへの搭乗を休み、後継機であるボーイング737機の操縦訓練を始める意向を示されているヴィレム・アレクサンダー王。教科書による理論などの座学とシミュレーションを経て、夏ごろには再搭乗を目指しているそうです。

 オランダは「ワークシェアリング」が盛んなことでも知られ、外国人である筆者が見ても国民の働き方は多様性に富んでいます。けれどまさか、王が副操縦士として働くなんて本当に自由な国ですね。ますますオランダが好きになりました。

参照記事:Koning en piloot: ik vind vliegen gewoon fantastisch
http://nos.nl/artikel/2173576-koning-en-piloot-ik-vind-vliegen-gewoon-fantastisch.html





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