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台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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景福門前の様子

景福門前の様子

 10月10日の祝賀大会当日の総統府周辺は、祝賀大会によるパレードや交通規制の関係で近づくことはできませんので、これが一番近い所での撮影になります。
 
 2年前は、抗議団体がシュプレヒコールを行っていて雰囲気が悪かったのですが(下記URL参照)、今年は全くなく、静かで穏やかでした。
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=2016102415710


パレードの様子

パレードの様子

 今年の最大の目玉は、ジャカルタ・アジア大会のメダリストたちのパレード。憲兵隊(注:朝のドラマとは全く関係ありません!)のバイク部隊が先頭を走り、その後ろを台北市立第一女子高級中學の儀仗(ぎじょう)隊、カラーガード、マーチングバンドが歩を進めていきました。


アジア大会のメダリストたちのパレード

アジア大会のメダリストたちのパレード

 その後ろをジャカルタ・アジア大会のメダリストたちのパレードですが、使用している車両が軍用車になっているのが、「国慶日」仕様という感じでしょうか。


台北市のマスコット・熊讚

台北市のマスコット・熊讚

 選手たちの後ろは、企業や団体が用意した装飾車両が移動しました。上の写真は、台北市のマスコット・熊讚のものです。シャボン玉がいい感じで写っていたので、掲載しました。


お寺の装飾車両より

お寺の装飾車両より

 私が個人的に面白いと思ったのは、上の写真です。

 前で立っている女性には申し訳ありませんが、かつて年末の某歌合戦で、ド派手な衣装で話題を呼んだあの歌手を思い出してしまいました。

 2年前と比べると、国防カラーが薄まった感があり、蔡英文総統就任後、社会全体に漂う空気は少しずつ変わってきているように思います。その一方で、演説では不当な圧力には屈しない姿勢を表し、強い意志もしっかり見せています。

 支持率が下がってきている(と各媒体で報じられている)蔡総統ですが、細かいところでの変化は見逃さず、しっかり見ていき、より正確に評価する必要があるように感じました。

*参考
http://japanese.rti.org.tw/news/?recordId=90965


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