メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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誰も気にしないし、迷惑とも思わない

誰も気にしないし、迷惑とも思わない

 私が東京にいた10年前、通勤電車内にベビーカーで乗り込んだり、レストランなど公共の場で子どもが泣き出したりすると、周囲からの冷たい視線を感じました。ここ数年、それがとてもつらく、厳しいものになったと子育てをしている友人からよく聞きます。

 ベビーカーで階段を上ろうとしても誰も助けてくれないのが当たり前。買い物で荷物が多くても1人で何とかしなければならず、やむを得ない事情で混んでいる電車に乗ると舌打ちされる。残念ですね。

 メキシコでは、日常生活に赤ちゃんがいるのは当たり前のこと。どんな人混みでも、どんな場所でも、そこには赤ちゃんがいます。


 私の住む街では毎週、木曜と日曜に道路に露店市が延々と広がり、幅たった1.5メートルほどの通路には人がひしめき合い、両側に並ぶ露店を楽しんで見ています。そこでも、ベビーカーを押す家族は当たり前にいますし、誰もそのことについて文句は言いません。それが普通だからです。

 日本でもたびたび問題になる「ギャン泣き」についても、ふと気付くと、メキシコでギャン泣きをしている子どもを見たことがないことに気付きます。

 普段、子どもの体に危険がない限りは何でも好きなようにさせているメキシコ。子どもたちの「知りたい、やりたい」衝動をしつけで縛り付けることなく自由にさせているためか、子どもたちのギャン泣きを見ません。ゆったりと子どもらしく育てられているからなのかな、と思います。

 道を歩く子どもたちの自由で楽しげな姿に、この国の「まぁ、これで幸せだからいいか」という明るい将来が見える気がします。





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