台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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報告会に臨む選手と蝶の幼虫のマスコット「緑動」

報告会に臨む選手と蝶の幼虫のマスコット「緑動」

 日本と違い、台湾は旧正月に比重が置かれるため、1月1日前後の日が休みになるとは限りません。毎年変わりますが、今回は12月29日~1月1日に祝日が設定されました。そのため、日本では年始の余韻に浸る1月2日は平日と変わらず普通の1日となりました。

 その1月2日の昼休みの時間、台北市立第一女子高級中學(以下、北一女)では、バスケットボール部の報告会が行われました。

 この報告会、昨年12月24~29日に高雄で開催されたHBLの予選突破を受けて行われました。1年前、予選敗退で悔し涙に暮れた北一女は、予選B組を3勝2敗の3位で終え、敗者復活戦に回ることなく、予選を突破し、2月18~25日に台北で行われる準決勝リーグ進出を決めました。

 「報告会」と言っても、全校生徒が出席して…というものではなく、選手の友人やクラスメイトらが集まった小規模のものでしたが、蝶の幼虫がモデルになったマスコット「緑動」も登場し、祝福ムードが漂うものになりました。


楊世瑞校長のあいさつ時

楊世瑞校長のあいさつ時

 報告会は、楊世瑞校長のあいさつ、全員での記念撮影を終えてからは、ファンミーティングさながらの記念撮影の光景が広がっていました。

 愛用機のカメラの故障で高雄行きを断念し、テレビとインターネットによる観戦にとどまった私は、駱燕萍ヘッドコーチに高雄での様子を聞きました。
 予選は3勝2敗だったとはいえ、勝てる試合を落としていることもあり、「理想通り」とは言えないということでした。また、基本的技術に不安定な部分があり、そこが今後の強化ポイントになるだろうという見方もしていました。

 それでも、1年前に悔し涙を流してから選手たちは大きく変わり、しっかり結果を残したことには満足感を表し、2月の準決勝リーグにも期待を寄せている旨の話も聞かれました。

 報道によると、2月2~10日の旧正月休みも、旧暦の大晦日の4日と旧暦の1月1日の5日以外は練習を行い、決戦に備えるということです。果たして、大きな挫折を味わったチームは、3月16、17日に台北アリーナで行われる決勝トーナメントに進出できるでしょうか。





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