大学生たちが運営したウィンターキャンプ その1
2019.04.10 up
セミナー中の様子
新年に入り、台湾の学校は冬休みを迎えます。
大学は各校バラバラですが、だいたい1月10日~2月20日のようです。高校より下は、以前も紹介した1月19日(土)が「振替平日」になった関係で、1月18日に終業式を行い、19日が後期の初日とし、1月20日~2月10日が冬休みになりました。この内、2月2~10日が旧正月の連休になることから、1月21日~2月1日に学校の冬休みの行事が集中する格好になりました。
今回は、その集中した行事の一つである台湾大學日本語文學系が主催した高校生対象のウィンターキャンプの様子を紹介します。
1月20~22日に行われましたが、学校の施設が使えるのが冬休みに限られ、加えて旧正月休みを差し引いた限られた時期にしか行えないという状況の中で、日程を設定し、準備をしてきたようで、その苦労が伺えるものでした。
アイスブレイクのゲームの様子
私がこのウィンターキャンプに注目してきた理由は2点。
一つは自分が日本語を教える身であるので、facebookのサイトを見ながら、どのような活動をしているのか興味があったこと。
もう一つは、3年ほど前に同大學の別の学部が主催した高校生対象のキャンプで、運営側の大学生が校内の池で溺れて死亡する事故が起きたことを受け、その後どのような対策を立てて運営しているか。
そこで、担当の方と連絡を取り、様子を見てくることにしました。
OGによる体験発表
まず、担当の方に伺ったのは、安全対策。
大学からも指導があったようで、2枚目の写真にあるアイスブレイクのゲーム活動の場所は、いずれも会場周辺の施設に絞り、遠出しないよう配慮がなされていました。
また、参加者120人の宿舎も、大学の中にある宿泊施設の部屋を押さえ、管理もしやすくしていました。
夕食後、別の会場へ移動
初日20日の午前に歓迎会を行い、午後にアイスブレイクのゲーム活動を行いましたが、ここでは日本語と関連したものは見られませんでした。
ゲームを終え、教室へ戻ってから行ったOGによる体験発表から、日本語に関係してくる内容になっていきました。
OGの方は、高校時代を振り返り、受験の準備、志望校と志望学科の選択、出版社に入社後、編集の仕事に携わった際の日本語の活用状況など、進路を定めていく時期にある参加者たちを啓発する話を中心に行っていました。最後も、熱心な参加者からの質問や相談にも気さくに応じ、「後輩の手助け」というよりも「使命と責務を全うする」という感じで、喜んでいた参加者が多かったように見えました。
制服を見て作品を当てるクイズ
その後、夕食をとってからは、別の会場へ移動。移動中も、暗い道中で怪我したりはぐれたりしないよう、各グループについている大学生のスタッフたちが注意している様子でした。
移動後は、クイズ、寸劇、GreeeeNの「キセキ」(学生たちが『ウィンターキャンプの歌』と定めたもの)の合唱、(日本の年末にならって)紅白歌合戦を行いました。
クイズは、アニメに登場する制服や描かれているキャラクターの目を見て、作品を当てるものと、日本の音楽に関するイントロクイズ、紅白歌合戦も恋ダンス、ハーモニカやバイオリンでの日本の歌の演奏がありました。
その後も、宿舎で活動を行ったようですが、この時すでに21:00。
私は一旦帰り、22日の最終日の活動を見せてもらうことにしました。
その様子は、次回にて。
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