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台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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女子決勝の様子

女子決勝の様子

 今年のHBLの男女決勝は、見所が多く、濃密なものだったように思います。

 その最大の要因になったのは…


蔡英文総統(一番右)

蔡英文総統(一番右)

 女子の決勝開始直前に会場を訪れた蔡英文総統の存在。
 放送席後方の席に座り、試合を観戦しましたが、来場を全く聞かされてない私たちはただただびっくりして様子を見つめていました。


優勝決定の瞬間

優勝決定の瞬間

 蔡英文総統が観戦した女子決勝は、予選から全勝で他の追随を許さない健闘を見せた台南市立永仁高級中學(以下、永仁高中)と19年ぶりの優勝を目指す新北市・南山高級中學(以下、南山高中)の対戦となりました。

 試合は、永仁高中有利の予想を覆し、南山高中が序盤からリードします。
 永仁高中は、主力選手が開始5分で2ファウルとなり、ベンチに下がるようになった影響が出た格好になりました。

 後半、永仁高中も第4クウォーターに逆転しますが、前半ファウルトラブルで出場機会が主力選手がファウルの蓄積を恐れ、積極的にプレーできなかったこともあり、再逆転を許し65ー61で南山高中が優勝を果たしました。

 後の報道で気づいたのですが、試合終了後、南山高中の控え室に蔡英文総統が訪れたそうで、チームにとっても特別なものになったようです。


男子決勝の優勝決定の瞬間より

男子決勝の優勝決定の瞬間より

 男子は、1次予選から全勝の新北市・能仁高級家事商業職業學校(以下、能仁家商)と、前日の準決勝を第3クウォーターで逆転して決勝に上がった南山高中の決勝。

 こちらは1点を争う好ゲームとなりました。

 試合を決定づけたのは第4クウォーターの序盤。
 能仁家商が3ポイントシュートを2本続けて決め、7点差になりましたが、それを南山高中が縮めることができず、57ー50で試合終了。能仁家商が5年ぶり3回目の優勝を全勝で決めました。


悔し涙に暮れる南山高中の選手たち

悔し涙に暮れる南山高中の選手たち

 敗れた南山高中は、準決勝リーグでも延長で能仁家商に敗れたのに続き、決勝でも微妙な差を縮めることができず敗れました。

 選手たち自身も、自信があったようで、試合後は上の写真のように悔し涙に暮れていました。この後、すぐ表彰式だったのですが、南山高中の選手たちはなかなか立ち直れず、表彰式の列に並ぶのが遅れ、表彰式の開始も少し遅れる感じになりました。

 この記事が出る頃には、各チームとも新入生が入り、10~11月に迎える新たなシーズンに向けてスタートしています。新たなシーズンは、どんな展開になるでしょうか。


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