メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 都会から少し離れた土地がまだ安く購入できるグアダラハラで、新規購入の土地の地質調査について行きました。

 もともと川が多く集まる場所のグアダラハラ、この街の名前も「石の多い川の集まる街」という意味もあり、ところによっては地盤がとても弱く、ビルなどの建設に苦労することもあるそうです。

 今回行った場所はグアダラハラから東に20kmほど行った街道から外れた場所にあり、周囲に数軒広い荘園や農場があるだけの開発されていないところです。
 地表から人力でボーリングし、何cmのところまで土があり、どのくらいで岩の層に当たるか、の簡易調査です。結果、この土地は地表から60cm掘ったところで岩や石の層にあたり、地盤的にはとても硬く頑丈な場所である、ということがわかりました。


地表から50cmで岩の層に当たりました

地表から50cmで岩の層に当たりました

 その作業の間に、担当者から面白い話を聞きました。
 グアダラハラおよびメキシコでの建設準備のための地質調査は大変だ、と。
 もちろん、どこの国でも大変です。でもメキシコは文化的に色々な文化や国が混ざりあい、その痕跡がまさに地層のようになっているとのこと。
 有名な話では、小高い丘の上に教会があれば、その下には必ずスペイン以前の文化、先住民の作り上げたピラミッドやそれに付随するものが隠されているということ。これはスペイン軍が文化的侵略のために先住民たちの信仰の対象を土で覆い、その上に教会を立てたから。
 また、古い大通りがあった場所を再開発のために調査していると、その下からさらに古い時代の回廊や地下に下る階段が出てきたり、人骨が固まって出てきたり。


 新大統領のもと建設計画が中止されたメキシコ州のテスココ新空港も、元は大きな湖でした。そこから昨年、1800年前の陶器のかけらなどが発見されたのですが、世間では違う見方も。

 スペイン軍が侵略し始めた当時、先住民の豪族たちがスペイン軍に奪われるよりは、と数多くの財宝をこのテスココ湖の一番深い場所に投げ捨てたのです。これらを、新空港建設の最中にすでに政府が発掘しており、今回の陶器発見のニュースはそれを目眩ませるため、という解釈も一部で囁かれています。




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