台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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各チーム入場の様子

各チーム入場の様子

 毎年6月の端午節の祝日に合わせ、台湾各地で開催されるドラゴンボートレース。今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、これまでとは違う形での開催になりました。

 今年は、6月25、26日に新北市蘆洲の微風運河で開催されたドラゴンボートレースを撮影してきましたので、以下、紹介します。

 まず、一般来場者の観戦を禁止し、事前に登録された各チームの参加者、関係者だけ入場が許可される形を取りました。

 台北市は、インターネットによる事前登録が400人、現地登録が100人まで各チームの応援団の入場が認められましたが、新北市は一切行わず。


待機場は手の消毒から

待機場は手の消毒から

 参加選手の入場に際しては、検温、手の消毒は義務付けられ、新北市の例では、事前に提出した名簿をもとに入場者を管理し、全員揃った上で入場という形を取りました。

 この辺りは、3、4月に学生スポーツで見てきた入場対応そのものだったので、慣れていて驚くことはありませんでしたが、6月からこれまでの厳格な規制が少しずつ緩和されてきている中でのこの対応は正直驚きました。


パドルも左の大型バケツで消毒、乾燥も欠かしません

パドルも左の大型バケツで消毒、乾燥も欠かしません

 人が集まる開会式は中止。
 加えて開催するレースも出場チームも制限。
 台北市も新北市も全部で80チームがエントリーしましたが、台北市は毎年3日間確保している日程を2日間にし、小型ボートのレースを取りやめました。

 レース前も、待機場に入る前に手の消毒、マスクの着用の有無を確認。
 マスクを着用していないと入れないようにする徹底ぶりでした。


使用したボートもレースごとに消毒

使用したボートもレースごとに消毒

 使用したボートも、各チームの選手が下船した時点ですぐ消毒。

 炎天下の中で、大変な作業だったように思いましたが、これも「安全のため」と考えたら仕方がないところです。


反対側の川岸には、一般の来場者と見られる人々が

反対側の川岸には、一般の来場者と見られる人々が

 主催者と運営者側が配慮した…かどうかは定かではありませんが、上の写真の反対側の川岸までは規制されておらず、一般の来場者、撮影者と見られる姿が多く見られました。

 繰り返しますが、新北市の場合、各チームの応援団を含む、一般来場者の入場を認めませんでした。聞いた話では、台北市とは対照的なこの決定には不満の声が多く寄せられたそうです。
 仕方がないと言えば仕方がないのですが、反対側の川岸を開放してもらえたのは、何だか慈悲深い判断のようにも感じました。

 そこを見越してか、色々用意されていたものがありましたが、そちらはレースの様子を含め、次回にて。


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