メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 先日、面白い記事を目にしました。

 メキシコの成人女性の平均身長は158cm、平均体重は68kg。日本のそれを比べると、身長はほぼ同じながらも体重が15kgも上回っています。

 メキシコはここ10年以上、「世界一の肥満大国」という嬉しく無い称号を得ています。子供も大人も丸い人が多い。日本で極太ランクの私でさえ、こちらでは「平均値」の中に収まるほど。

 そこでこの夏、政府が打ち出した打開策が「子供への啓蒙活動」。


大きく黒々とした警告文

大きく黒々とした警告文

 メキシコで暮らすようになって早12年。

 当初から「そら、いかんでしょ」と思っていたことが「学校前でのスナック販売」。校門の前で下校時になると数人のスナック販売をするおじちゃんおばちゃんたちがテーブルを広げ、スナック菓子、ジュース、アイスなどを、お腹を空かせた子供たちに売るのです。

 メキシコは学校への送迎は必ず保護者付きなので、一緒に下校する子供たちがお菓子などを食べながら歩いているのが日常。校内でも認可された業者が販売しているとのこと。


「カロリー過剰、ナトリウム過剰」と書かれています。

「カロリー過剰、ナトリウム過剰」と書かれています。

 メキシコ国内のいくつかの州でそれを、この夏、新学年が始まる時から「校内でのスナック菓子、炭酸飲料販売禁止」にし、さらにそれらの外装にも「保健省より。これはカロリーとナトリウム(塩分)過剰な商品です」と警告文を載せる義務づけをしました。商品によっては「子供には勧められません」とまで買いてあります。まるで、タバコの箱にある警告文と同じものを、子供たちが手にする商品にも付けた、訳です。

 この施策が果たしてどれほどの効果が出るのか。

 新型コロナウィルス による死者数7万人超えの大半が、肥満と高血圧による既往症があったことが大きな理由と見られています。これからの世界を作っていく子供達へなお一層の注意喚起も大事なのですが、まずはそれらを買い与える大人たちからしっかりと栄養、食育の啓蒙活動をしていかなければなりません。



炭酸飲料にも書かれています。

炭酸飲料にも書かれています。



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