アメリカ

アメリカ:リースビル

カレン・ヘンドリクソン

職業…高校の日本語教師
居住都市…ウィスコンシン州のリースビル村

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この間アメリカの結婚式について書きましたが、今日はアメリカの結婚式の歴史少し紹介したいと思います。


ホワイト・ウェディング・ドレスが普通になる前の昔の写真

ホワイト・ウェディング・ドレスが普通になる前の昔の写真

ホワイト・ウェディング・ドレスが現在、日本でもアメリカでも当たり前のように着られていますが、100年ぐらい前まで、多くのウェディング・ドレスは黒か紺色でした。
お金持ちの人は洋服がたくさんあったでしょうが、一般の人はそんな贅沢なことができませんでした。晴れ着が1つしかなくて、お葬式にも着られるように色が地味でした。ちなみに、ホワイト・ウェディング・ドレスが普通になったのは、イギリスのヴィクトリア女王が1840年に着た白いドレスが感動的だったからそうです。


新郎新婦にお米を投げかける(ライスシャワー)は、子どもがたくさん無事にできるよう祈りをこめてする習慣です。昔のユダヤ人やエジプト人が始めたしきたりだそうです。アメリカでは、お米が鳥によくないという噂がありましたので、最近鳥のえさやバラの花びらを使う人もいます。


ブライダル・シャワーでするビンゴゲーム。花嫁さんがプレゼントをあけるたびに皆が自分のビンゴカードを見て、もしそのものがカードにのっていれば印をつける

ブライダル・シャワーでするビンゴゲーム。花嫁さんがプレゼントをあけるたびに皆が自分のビンゴカードを見て、もしそのものがカードにのっていれば印をつける

日本では西洋風の結婚式をあげる人がたくさんいますが、ブライダル・シャワーのことはたぶんまだあまり知られていないと思います。結婚式の2ヶ月前ぐらいに、花嫁さんの友だちや親戚がパーティーを開いて、ゲームをしたりいろいろ家庭で使うものをプレゼントしたりします。
今は、お皿や電子レンジや料理の本なだどをあげることがよくありますが、昔は小麦粉や砂糖のような日用食料品をあげるのが普通でした。ちなみに、1ポンド分(450グラム)をあげる決まりがあったので、あのころのブライダル・シャワーは「ポンティング」と呼ばれていました。



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