ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

◎職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
◎居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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もし、人口約1200万にんのサンパウロ市に強い地震が発生したら…

もし、人口約1200万にんのサンパウロ市に強い地震が発生したら…

 10月に入り、世界各地で地震や火山の噴火が目立った。ブラジルでも10日、隣国で発生した地震の影響を受けて北西2州が揺れ、サンパウロ州北部では小都市を巻き込む広域砂嵐が起こった。日本では20日に阿蘇山が噴火している。


 7日、関東地域が震度5強の地震で揺れた。もし、このクラスがサンパウロ市を襲ったら、耐震補強未整備のビルの大半は崩壊するだろう。9日には南太平洋のバヌアツ諸島、アフリカのモロッコ沖のカナリア諸島のラパルマ島の火山が噴火し、10日にハワイ、さらに11日にはアリューシャン列島、ギリシャのクレタ島。続いて、インドネシアのバリ島では16日に地震が発生している。


 南米大陸では「10日未明、ブラジルとボリビア国境付近で強い地震。隣接するペルーが影響を受けて揺れた」との報道。ブラジルではアクレ州とロンドニア州だけの住民の一部が感じたようだが、被害は出なかった。火山がなく、家がガタガタと音を立てて激しく揺れるような地震は過去に起きていない。

 サンパウロ市で建築会社に長年勤務した日系二世の技師アゴスチンニョ南さん(77)は「この国では地震がないため、ビル建築は業者任せ。ただ、地下鉄建設には耐震補強が必要です」とブラジル事情を話す。


 とはいえ、11日にサンパウロ州北部を中心に大砂嵐が襲っている。また、ブラジル中央部では今年の6~9月の間、ほとんど降雨がない。森林地帯を流れる小川の水が枯渇し、野鳥や猿などの動物が犠牲になった。11月からの夏期に水不足が続きそうで、同州政府は洗車禁止令を出し、違反者には罰金を科す。


 筆者はサンパウロ市に40年近く定住しているが、これまで一度も地震体感はない。数年前、チリ地震の影響で揺れたようだが、まったく感じなかった。地震が気になる人にとって、ブラジルは安住の地といえようか。


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タグ:サンパウロ

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