ブラジルは飽食国家と言われてきました。「もったいない」にぴったり当てはまる言葉が見つかりません。シュラスカリア（丸ごと焼肉専門レストラン）では食い放題の山盛りの肉を食べて残れば捨てる。日本人観光客はそれを見て「ああ、もったいない」。

　ブラジル人は、男性でも３つ子を妊娠しているのではないかと見紛うほど腹が膨れた人が多い。現代風にいえば「メタボ」ですか。食べ過ぎだけでなく体質にもよりましょう。しかし、節制すれば多少は痩せられる。

　そこで登場したのが量り売りレストラン。自分の食べたい物、量を皿に取って料金を払う。お値段は１ｋｇ（こんなに食べる人はいないでしょうが…）30レアル（約1240円）。大食いに入る私の場合でも500ｇで600円程度になります。肥満を気にする若い人や健康志向の人に人気が上昇中です。もちろんお皿の重量は別。これを入れて量られたらたまりません。

　15分程度でお客が回転します。以前は話しながらゆっくり食事していたブラジル人。最近は何だか時間に追われている感じです。

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