メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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グアダラハラにも何軒かの「日本人経営」日本食レストランがあります。もちろんお値段は高めですが、当地では上級グルメのみなさんに人気の日本食。

 それはともかく、こちらでは、70年程前に移民としてやってきた日本人やその子供達(2世)が経営する日本食の「食堂」も数多くあります。それが密集する、グアダラハラの大きな市場「リベルタ市場」に、日本食?を食べに行ってきました!

 私が日本人だというと、みんな「カルド・ミチと、ヤキメシ!」と嬉しそうな顔でいうのですが、カルド・ミチって何?焼き飯っていつの時代よ?と怪訝な顔で返事をする私。実際、それを目に、口にするのが初めてだったのでびっくりの連続でした。

 東京出身の私にとって、「みそ汁に魚は入れない(つみれなどは除く)」もの。いや~、驚きました。日本だと味噌漬けで焼くようなサバに似た青魚の大きな切り身(別茹でされている)が、お味噌汁にどど~んと入っています。その他の具も、キャベツ、タマネギ、セロリ(セロリ??)にニンジンと、洋物っぽい豚汁?のような具合です。そこに「青魚」ですよ?お好みでラー油をかけ、それをトスターダスというトルティーヤをさくっと揚げたものを齧りながらいただくわけです。ものすご~い違和感でまずは魚を片付け(魚は高級品!)、お味噌汁をありがたくいただく。中身に異論はあれど、やはり五臓六腑に染み渡る故郷の味。涙、涙。
 どんぶりサイズで45ペソ(300円強)はかなりなお高め!


肉無し豚汁に魚の切り身「カルド・ミチ」名前の由来が知りたい

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 ヤキメシも、ブロッコリやセロリ、ニンジンがたっぷり入るものの、日本のチャーハンの定番、ハムや玉子はなし。なんだかちょっと味も薄いし。
 でもみんなこれに青唐辛子を漬込みレモン汁を加えた醤油をばしゃばしゃかけて食べています。今回はちょっと豪勢に「エビの天ぷら」もオプションで乗せてみました。エビはとても美味しかったけれど、天ぷらというよりは味付けされた唐揚げ。
 これは75ペソ(530円程度)。ああ、やはりお高め。

 全般的に「まずくない」星3つですが、これが日本食として浸透しているかと思うと、どうなのよ?とうなだれてしまいます。

 やっぱり自分で作った方がおいしい、とは言わないでおきました。


山盛りヤキメシにエビ天のはずが、エビの唐揚げ?おいしかったけど

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