200億円のメガジャックポットのその後・・・
2009.09.12 up
イタリアのロト Super Enalotto
世界的に話題になったイタリアの Super Enalotto のメガジャックポット200億円ですが、その後どうなったか気になりませんか?実はイタリアでは相変わらず話題性を失っていないのです。
当選と同時に当選者の名前や顔写真まで出回ったにもかかわらず、結局誰かが分からず、「実はロトを売った人も当選者の一人だ」、「当選シートはミラノのある銀行の地下金庫に隠された」、「当選者の一人はアルバニア人の神父様だ」等々の噂がとっかえひっかえ新聞を賑わせています。
そして当選者探しと並行して「賞金のおこぼれ狙い」が日に日にエスカレートしており、だんだん収拾がつかなくなってきているようです。
最初は当選シートが賭けられたバニョーネの市長が「市民ホールを寄付してくれ」と催促する程度でしたが、その後市役所や当選ロトを販売した店に電話やメールが相次ぎ、難病にかかった老女から「治療するためのお金がないのでバニョーネに引越しをするから助けてくれ」との依頼、病弱な子供を抱えた母親からの援助依頼、ときりがありません。
この程度ならば心配はないのですが、先月末になってついにカラブリア州の暴力団組織から「30%寄付しろ」との電話があったそうで、この田舎の小さな町は今や身の危険まで感じざるをえない状況に陥っているそうです。
果てさて、「ジャックポットの呪い」に屈することなく、このメガジャックポット・ストーリーはハッピーエンドを迎えることが出来るのでしょうか。
レポーター「住江 美緒」の最近の記事
「イタリア」の他の記事
- 1234 ビュー
- 0 コメント
0 - Comments
Add your comments