ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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労働党(PT)の上院議員候補マルタ氏を応援していた若者

労働党(PT)の上院議員候補マルタ氏を応援していた若者

 10月3日(日)は、来年度からのブラジルの大統領、州知事、上院議員、下院議員、州議会議員の一斉選挙がありました。
 最も気になるのはブラジル大統領です。最も有力視されているのは、現大統領であるルーラ氏の路線を継いだ労働党(PT)のジウマ氏という女性候補でした。3日の選挙では大統領は決定しなかったため、10月31日の二回目の選挙でセーラ氏とジウマ氏の決選投票が行われます。


ルーラ大統領の母体である労働党(PT)からの候補者たちの選挙番号を記したカード(一番下が女性大統領候補のジウマ氏)とルーラ大統領の横にいる労働党の上院議員候補ネッチーニョ氏

ルーラ大統領の母体である労働党(PT)からの候補者たちの選挙番号を記したカード(一番下が女性大統領候補のジウマ氏)とルーラ大統領の横にいる労働党の上院議員候補ネッチーニョ氏

 ブラジルの選挙は18歳以上が義務です。今は16歳から選挙権があるということです。18歳以上は必ず投票しなければいけないという法律があります。外国籍の者には選挙権はありません。
 
 選挙の前日には、町では選挙候補者を応援する若者たちのグループを見かけました。
 候補者の旗を振ったり、各党が選挙候補者の番号を記したカードを配る(ブラジルは電子投票で、各候補者の番号を機械のボタンに入力する)など、有権者に存在をアピールしていました。
 特に目に付くのは現大統領と次期大統領有力候補の所属する労働党(PT)を応援していた若者の姿でした。
 労働党はどちらかといえばこれまでブラジルで低所得者層といわれ国の大半を占めてきた人々に支持されています。そのような家庭の若者にとって、学校もほとんど行かずに大統領に就任できたルーラ大統領は、やはり希望を与えてくれる存在です。
 若者が選挙に関心を持つというのは、党派は何であれ、それだけで何か国のエネルギーとブラジルが未来の国といわれる所以を感じます。


女性大統領候補ジウマ氏の対立候補であるブラジル社会民主党(PSDB)のセーラ・サンパウロ州知事の選挙運動をする人

女性大統領候補ジウマ氏の対立候補であるブラジル社会民主党(PSDB)のセーラ・サンパウロ州知事の選挙運動をする人


労働党(PT)を応援する10代の若者たち

労働党(PT)を応援する10代の若者たち


大通りで労働党(PT)を応援する若者

大通りで労働党(PT)を応援する若者


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