ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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サンパウロ州ピエダージの栗農園で落下していた栗

サンパウロ州ピエダージの栗農園で落下していた栗

 ブラジルは雨季で夏真っ盛り…というのも確かな毎日なのですが、17日(日)にサンパウロ市近郊のピエダージという町で「栗拾い」に参加させていただき、気分はすっかり秋めいてきました。


落ちている栗の実を竹の棒で叩いて栗を取る人々

落ちている栗の実を竹の棒で叩いて栗を取る人々

 サンパウロ市から車で約1時間半ほどの場所にあるピエダージという町は、栗の産地として知られています。
 日本人のコロニア(入植地)があり、日系農家の方々が活躍されています。栗のほかにも柿やアーティチョークなど、高品質な果物や野菜が生産されています。


ピエダージの栗拾いの後、皆で昼食を食べた会場。正面の幕にはポルトガル語で「24°FEATA DA CASTANHA(第24回栗の収穫祭)」と記されている

ピエダージの栗拾いの後、皆で昼食を食べた会場。正面の幕にはポルトガル語で「24°FEATA DA CASTANHA(第24回栗の収穫祭)」と記されている

 日本人の経営する農園で栗拾いのできる「栗の収穫祭」は、毎年開かれています。「栗の収穫祭」は今年で第24回目を迎えるそうです。
 サンパウロ市をはじめ、近郊の町から団体で訪れているお客さんがほとんどで、主に日本人や日系人の方々が訪れていました。17日だけもパッと見て500人以上は参加していたように見えました。ものすごく活気がありました。
 今は日本人の子どもや孫世代に当たる日系2世や3世の方が中心になっているということもあり、栗拾いの後に昼食を食べた会場ではポルトガル語で「24°FEATA DA CASTANHA(第24回栗祭り)」と垂れ幕が掲げられていたのが印象的でした。
  会場には手作りの栗アン入りの饅頭や栗アンの練り羊かんなども販売されていました。特に羊かんは大人気で、あっという間に完売していました。


地元の婦人会が販売していた栗アン入りの饅頭

地元の婦人会が販売していた栗アン入りの饅頭

 日本でも栗拾いを体験したことがなかったのですが、まさかブラジルで栗拾いをできるとは思っていなかったので、とても貴重な体験となりました。
 拾った栗は1キロ4レアル(約200円)で販売されていましたが、栗拾いや祭りの収益は地元の団体に寄付されるということです。
帰宅後にゆでた取れたてのピエダージ産栗は、とても甘くて美味しかったです!


大自然に囲まれたピエダージの栗農園

大自然に囲まれたピエダージの栗農園


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  • 2 コメント

2 - Comments

sabaより:

2010 年 01 月 20 日 10:10:14

栗拾いですかー。
栗ってなんか日本のイメージなんですが、やっぱり日本から持って行ったのですか?

tomokoより:

2010 年 01 月 23 日 21:16:56

>SABAさん
 ブラジルの栗の起源、謎です・・・小ぶりな感じもするけれど、売られているものはどれも甘くておいしいです。なぜかカスターニャ・ポルトゥゲーザと言われるので、ピルトガルから来たものとかもあるのかなあ?

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