ピスタチオを袋詰めする経営者の一人のアレッサンドラさん
イタリアでも大型ショッピングセンター、スーパーやディスカウントが増える中、街中の小さな個人商店では、現在でも肉、魚、野菜、ハム・チーズ、パン、乾物などの食料品は必要な量だけ購入できる量り売りをしています。
皿洗い用のエコ洗剤をボトルに注入中
ここローマにも、イタリアで初めて、食料品、洗剤からペットフーズまで250種の商品を量り売りする、女性だけが経営する25平米ほどの小さなお店。
店内で商品を選ぶ常連客の老婦人
経営者イラさんが大型スーパーチェーンの仕入れ担当だったとき、同スーパーで洗剤の注水式詰め替え販売を始めました。しかし客引き目的で安価にするため質の良い物を提供できず、好評を得られませんでした。
この失敗をヒントにして、店のアイデアに賛同する製造業者の協力を得て上質の商品をリーズナブルな値段で直接仕入れることができるようにし、
少人数家庭や小スペースの現代生活に基づいて必要な量だけ、“1gから販売”をモットーに同店を開けるにいたりました。
将来的にフランチャイズで販売店を増やそうと考えています。
店内入口近くのペットフーズコーナー
開店後3ヶ月ですが、集客もよく、売り上げも上々。
開店前セルフサービスにしようと考えましたが、お客さんとの接客を通して、アドバイスをしたり受けたりすることにより、顧客作りに力を入れたことがプラスになりました。
お客さんの反応は、ドライフルーツを2カケ、今回はプレーンのコーンフレークを50g、次回は違う種類を選んでみたりして、余計な量を買わず、必要なだけの小さな買物を楽しんでいるとの事です。
数種の商品をそれぞれ少額で買うことにより沢山買物をしたような気にもなるし、加えて、洗剤などの容器などのプラスチックのごみが減り、環境にも優しい行動をしたことにも満足しているようです。
店の入口、正面のスーパーに対抗しわざと看板をつけなかった
これらの光景は、私が子供の頃、せまい駄菓子屋で買物をした喜びにも通じるものがあります。
同店のサイト(伊語):www.ariecoidee.com
レポーター「菅谷 桂子」の最近の記事
「イタリア」の他の記事
タグ:節約方法
- 1528 ビュー
- 0 コメント
- 2016年9月(1)
- 2016年2月(1)
- 2015年3月(1)
- 2015年2月(1)
- 2015年1月(2)
- 2014年2月(1)
- 2013年5月(2)
- 2013年4月(2)
- 2013年3月(1)
- 2013年2月(4)
- 2013年1月(1)
- 2012年12月(2)
- 2012年10月(1)
- 2012年8月(1)
- 2012年7月(1)
- 2012年6月(2)
- 2011年10月(1)
- 2011年7月(1)
- 2011年6月(1)
- 2011年5月(2)
- 2011年4月(3)
- 2011年3月(3)
- 2011年2月(3)
- 2011年1月(2)
- 2010年12月(3)
- 2010年11月(1)
- 2010年10月(3)
- 2010年9月(1)
- 2010年8月(1)
- 2010年6月(2)
- 2010年4月(2)
- 2010年3月(1)
- 2010年2月(3)
- 2010年1月(4)
- 2009年11月(1)
- 2009年10月(5)
- 2009年9月(4)
- 2009年8月(1)
- 2009年7月(3)
- 2009年6月(4)
- 2009年5月(3)
- 2009年4月(9)
- 2009年3月(1)
![[International Messages Access]ima by kachimai 十勝から世界の今を伝えるサイト](../img/logo_page.gif)






0 - Comments
Add your comments