ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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幼年リレーでスタートを待つ子どもたち

幼年リレーでスタートを待つ子どもたち

 5月2日(日)にサンパウロ市の隣町のオザスコ市で「第46回家族慰安大運動会」が行われました。
 オザスコ市の日本人やその子どもたちを中心に結成されている「オザスコ日伯文化体育協会」が開催しているものです。毎年この時期に運動会は開かれており、今年で46回目になります。

 5月5日は日本では「子どもの日」ということで、運動会でも大きな鯉のぼりが3組も飾られていました。全て日本人移住者の方が日本から持ち帰ったというとても立派な鯉のぼりです。
 サンパウロでは子どもの日の近くになると、市内で有名なイビラプエラ公園の日本館など、身近な場所でも鯉のぼりを見ることができます。


孫探しゲームに出場した60歳以上の人々と子どもたち

孫探しゲームに出場した60歳以上の人々と子どもたち

 日本人やその子ども、孫、ひ孫などを中心にたくさんの人が運動会に参加しており、和気あいあいとした活気あふれるムードの運動会会場でした。
 関係者によると8000人以上が訪れていたということです。単なる地域コミュニティーの運動会というよりは、オザスコ市の名物日本文化イベントになっているようです。

 全30種目の競技があり、対象年齢に該当すれば誰でも参加することができます。リレーや玉入れ、飴食い競争や孫探しゲーム、嫁探しゲームなど、郷愁をそそられる種目がたくさん行われていました。
 必ず参加賞を受け取ることができ、皆が積極的に競技に参加しているという雰囲気でした。日本の学校の運動会というよりは、ちょっと昔にあった地域の温かな運動会というイメージがピッタリの雰囲気です。


運動会でラジオ体操をする人々

運動会でラジオ体操をする人々

 運動会の会場では食べ物も販売され、お弁当やうどんなど、日本のメニューが食べられました。
 開会直後のラジオ体操に始まり、昼食後にはオザスコ市の子どもたちが日ごろ練習している和太鼓演奏も披露され、ブラジルにいることをすっかり忘れさせられる5月初めの休日、秋めいたブラジル南東部の空気を感じさせられる一時でした。


全速力でリレーを走る少女たち

全速力でリレーを走る少女たち


参加して賞品の小麦粉を受け取る女性

参加して賞品の小麦粉を受け取る女性


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