今月はじめのことです。
週末の夕方近く家にいるとだれかがチャイムを鳴らしました。
ところが、ドアを開けるとそこにはだれもいません。
同じアパートに住む子供のピンポンダッシュ?と
ちょっとムッとしかけたところ、ドアを開けた音を聞いたのか、向こうから
赤いバラの花束を抱えた男性がこちらに向かって歩いてきます。
そしてその中から一輪取り出すと私に差し出しました。
あら、私に?うふふ。
でもこれ買ってくださいって言うんでしょうと思いながら、
「ゴメンナサイ。アイスランド語ワカリマセン」
そうすると彼は英語で
「○×党です。明日は選挙だから」
日本ではこんな選挙活動をされたことがないので、
受け取っていいものかと思いましたが、バラが美しかったのと
私は選挙権がないので勝手にいいことにしました。
それに彼はこれからまだ配るのでしょう。
まだたくさんのバラを抱えています。
「それ全部、頂戴!」
もちろん、心の中で、言いましたが…。

ワイロ?の赤いバラ
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