ミラノから眺めるアルプス山脈
2010.08.31 up
ドゥオモの屋根から見るミラノの晩夏の空
昨日8月28日(土)、ミラノを含む北イタリアはフェーン現象のため激しい突風が吹き荒れました。晴天+突風のコンビネーションは、ミラノの大聖堂ドゥオモの屋根からきれいにアルプス山脈を眺められる貴重なチャンスですが、あまりにも風が強かったため昨日は断念し、今朝デジカメを手に階段をせっせと登りました。
ドゥオモの上から見る広場
登る途中の階段からは、ミラノの中心であるドゥオモ広場がきれいに見渡せます。下の写真の高層マンションの頭の上に蜃気楼のように浮き上がって見えるのは、アルプス山脈の中で二番目に標高が高いモンテ・ローザ(Monte Rosa)です。標高4.634メートルで、ミラノから北西に直線距離で140kmほどしか離れていませんが、一年を通してなかなかこのようにきれいに見えることはありません。
空に浮きあがるように見えるモンテ・ローザ
ゴシック建築の代表作の一つであるミラノの大聖堂ドゥオモは約500年(!)の年月を掛けて完成し、135本のグリエと呼ばれる尖塔で飾られています。一つ一つの尖塔には様々な聖人が乗っていますが、地上108,5mtからミラノを見守ってくれているのは、ミラノの代名詞であるマドンニーナ(Madonnina‐マリア様)です。
ミラノのマドンニーナ
風が吹いたら桶屋が儲かる、と言いますが、ミラノに来たら風が吹いたらドゥオモの屋根に上りましょう!きっと素敵な景色に出会うことができます。
ドゥオモの屋根の上
レポーター「住江 美緒」の最近の記事
「イタリア」の他の記事
- 2370 ビュー
- 0 コメント
0 - Comments
Add your comments