ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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サンパウロ市内のアート教室で子どもたちが制作したプレゼピオ

サンパウロ市内のアート教室で子どもたちが制作したプレゼピオ

 12月が近づくと、ブラジルではクリスマスツリーと並んで、キリスト誕生の馬小屋の様子をかたどった「プレゼピオ」と呼ばれる人形があちらこちらで飾られるようになります。
 そして、ブラジルの12月は子どもたちの学校が一年の締めくくりを迎える季節でもあります。そのため、幼稚園などでは学芸会があったり、カルチャー教室などでも一年の学習の成果を発表したり展示されたりすることがあります。
 


子どもたちが制作したプレゼピオの展示風景

子どもたちが制作したプレゼピオの展示風景

 全ての学校のアートの授業で恒例とは言い切れませんが、サンパウロ市内にある子どもたちが通うアート教室の造形の授業では、土粘土でもプレゼピオを作ったようで、子どもたちの作品が学校の建物の入口に展示されていました。先生方が飾り付けてくれた全体の様子も、どことなくブラジルでは身近なカトリック教会の祭壇を思わせる雰囲気で、紙で作ったバラなども飾り付けられていました。
 
 西欧をはじめ、ブラジルの美術作品でもキリストの一生をテーマにした絵画や彫刻を目にすることは少なくありませんが、子どもの時から造形作品の身近なテーマになっているのを目の当たりにすると、キリスト教文化の暦の中で過ごしていることを改めて実感させられます。
 日本の幼稚園くらいの子どもの授業では、鯉のぼりや雛祭りを作品のテーマにするのは身近なことですが、そのような感覚に近いのかもしれません。


サンパウロ市内のアート教室で子どもたちが制作したプレゼピオ

サンパウロ市内のアート教室で子どもたちが制作したプレゼピオ


サンパウロ市内のアート教室で子どもたちが制作したプレゼピオ

サンパウロ市内のアート教室で子どもたちが制作したプレゼピオ


商業ビルの一角に展示されているプレゼピオ

商業ビルの一角に展示されているプレゼピオ


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