イタリアで流行、チャージ式ギフトカードとギフトボックス
2011.02.28 up
大型家電販売店のお洒落なチャージ式ギフトカード
イタリアも、一年を通じ行事に絡んで贈り物をする機会が沢山あります。誕生日を筆頭に、バレンタインデー、父・母の日、春のイースター、4~5月にカトリック信者の子供が10歳位で行う聖体拝領の儀式のお祝い、6月の学年末に次年度への進級が確認されると子供達に何かプレゼント。結婚式はもちろん大学卒業事にもお祝い。クリスマスには家族や親戚の間で大プレゼント交換会と、終わりがありません。
大型スポーツ店のチャージ式ギフトカードの宣伝パネル
贈り物をする相手は殆ど変わらず、年を重ねるごとにネタもなくなり頭を悩ませるものです。イタリアでも最近、親しい者の間で現金を贈る事はありますが、日本程頻繁にはしません。贈り物は、基本的に心を込めて選んだ品物という感覚が強いからです。このような中、全国レベルで展開する大型スポーツ店、家電販売店、デパートなどで販売される、今人気急上昇のチャージ式ギフトカードがあります。
大型スポーツ店のチャージ式ギフトカード
商品券のようなものですが、クレジットカードと同じ電磁カードに、贈り主は好きな金額をチャージし、受取人はある期間内(店によっては2年以内)に発行された店の支店なら、全国どこでも額面を精算するまで何度も使えるというシステム。
沢山のギフトボックスが店内に展示され販売される
悩んだ上中途半端な物を贈るより、自分で欲しい品物を好きな時に選び使えるという、贈り主と受取人のニーズにあいます。現金は味気ないが、ギフトカードなら品物という感覚に、一応贈り主も相手を考えお店を選んだという気持ちがプラスαになり受けています。
イタリアの3大ギフトボックス会社の各社説明パンフレット
もう一つの人気の贈り物はギフトボックス。箱の中に、28.90~399.90ユーロの額面の食事、美容、スポーツ体験、旅行など幅広い娯楽の提案をするパンフレットが入った贈り物。受取人はパンフレットの中より好きな提案を選び、電話やオンラインで予約し、実行する時に箱の中の引換券を渡すというシステムが、若者から熟年者にも受けています。
イタリアも贈り物は受取人が選ぶ時代になりました。
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