
フランクフルトのマイン川沿いに設置されたスクリーン
7月13日現地時間20時45分から女子サッカーのワールドカップ準決勝、日本対スウェーデン戦が、フランクフルトのスタジアムで行われました。
多くのドイツ人はこの準決勝にドイツチームが出ると確信していました。ドイツが出場しない今、事前に買われていたチケットが、格安でインターネットのオークションで売られていたり、満席になるはずだったスタジアムに空席があったりと、盛り上がりに欠ける雰囲気は否めません。

2台のスクリーンの他、コンサート舞台や飲食スタンドが並びます
フランクフルトのマイン川沿いに大きなスクリーンが2台設置されて、ファン広場ができています。日本対スウェーデン戦をこのスクリーンの前で観戦してきました。
試合の前のラジオやテレビ番組でドイツ人の解説者やアナウンサーは、試合の予想(期待)として、皆声を揃えて「スウェーデン!」と答えていました。スウェーデンと日本の精神面やキャラクターの違いも指摘していました。スウェーデンは有名な楽しげな踊りや楽しいからサッカーをやっているというとてもポジティブな雰囲気が溢れるチーム。また日本チームは、喜びをあまり表面に出さず、控えめで、震災にあった母国を勇気づけるという点で、非常に対照的だと言われていました。

ドイツ戦のライブでは1万2千人が集まったファン広場ですが、あいにくの雨のせいもあってか、スクリーンの前に人はまばらでした。しかし、日本が3ゴールを決めたときは大きな歓声と拍手が起こりました。


ドイツのポツダムに所属する永里優季選手のインタビュー
ドイツ第一放送の試合後のインタビューで、ドイツのポツダムに所属している永里選手が「勝つという強い意志があったから、勝てたと思う」と試合を振り返っていました。
フランクフルトの地元新聞「フランクフルタールンドシャウ」は、「ドイツを破った驚くべきアジアのチームが、的確なパスで勇敢に戦い、スウェーデンに勝った」と報じています。スウェーデンの平均身長は173cm、一方日本は163cmと10cmも差がある点も指摘。体格的には日本が不利と思われていましたが、見事にそうでないことを証明してくれました。
最後の決勝戦はフランクフルトで7月17日日曜、アメリカと対戦です。夢と希望と勇気を与えてくれるなでしこジャパン、どんな試合になるか見逃せません!がんばれ!
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タグ:速報,ドイツ,女子サッカーワールドカップ,準決勝
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