ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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お手伝いさん用の部屋が設けられていることを示すマンションの設計図

お手伝いさん用の部屋が設けられていることを示すマンションの設計図

 ブラジルでは比較的高所得者層向けの一軒家はもちろん、マンションでも、よくお手伝いさん用の部屋があります。
 サンパウロ市でも、新しく建設中の高級なマンションの設計図には、はっきりとお手伝いさん用の部屋と明記されているのを見かけます。
 お手伝いさんの部屋は台所と洗濯場の裏手の場所にあります。家族が使う玄関扉とは別の勝手口があることも多く、エレベーターも家族用とお手伝いさん用に別れているマンションもあります。
 部屋は簡易ベットが置けるくらいのスペースと、トイレとシャワールームがセットになっています。
 トイレとシャワーはお手伝いさん用以外に、家族共用のトイレや各部屋ごとに付属のトイレもあり、3LDKほどのマンションにトイレが3つも4つもあるということもあります。


お手伝いさん用の部屋が設けられていることを示すマンションの設計図

お手伝いさん用の部屋が設けられていることを示すマンションの設計図

 お手伝いさん用の部屋があるマンションは驚くほど珍しいことではなく、豪邸でなくても、4人家族くらいでちょうどよいスペースのマンションでも設けられています。
 実際には、住み込みでお手伝いさんが常駐している世帯になると、ブラジルの中でも超富裕層になってきます。
 一般的には、住み込みのために設けられているというよりは、通ってくるお手伝いさんの着がえる部屋などに使用されていることも多いようです。そのため、家の納戸のようになっている風景を見かけることもあります。

 色々な家を見てみると、意外と新しいマンションよりも、古いマンションの方がお手伝いさんの部屋があった割合が高かったようにも見えます。格差社会のブラジルは今も続いていますが、低所得者層が中所得者層に移行してきているため、比較的快適なマンションでも高所得者しか住めないというようなことが減ってきていると言えるのかもしれません。
 とはいえ、ブラジルのお金持ちはステータスのためと同時に雇用を作り出さなければいけないという感覚があるようで、お手伝いさんを雇うという習慣は根強く残っています。


マンションの一室のお手伝いさんの部屋。お手伝いさんの着替え部屋や納戸として使用されていることも。

マンションの一室のお手伝いさんの部屋。お手伝いさんの着替え部屋や納戸として使用されていることも。


お手伝いさん用のトイレとシャワールーム

お手伝いさん用のトイレとシャワールーム


サンパウロ市内の高級住宅街の合間にそびえ立つマンション

サンパウロ市内の高級住宅街の合間にそびえ立つマンション


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