オランダ

オランダ:ハーレム

倉田 直子(くらた なおこ)

職業…ライター
居住都市…ハーレム(オランダ)

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9月24日(月)夜から25日(火)朝にかけて、我が街アバディーンおよびスコットランドは暴風雨に見舞われました。
ご近所の、例の重くて大きいごみ箱がいくつも吹き飛ばされ、車道にごみ箱がいくつも横転していました。
※ごみ箱の様子はこちらから
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=20111011163319

そんな大嵐も住人としては慣れたもので、「ああまたか」くらいに感じていたのですが、海沿いでは大変なことになっていたようです。


http://www.bbc.co.uk/news/uk-scotland-19719008

http://www.bbc.co.uk/news/uk-scotland-19719008

真っ白になった、車や海沿いの家。
一見すると雪が積もってるように感じますが、実はこれ、海から打ち上げられた「泡」なんです。

BBCのニュースで住民にインタビューをしていましたが、やはり珍しい現象だったようで、皆一様に戸惑いを見せていました。

何故こんなことが起こったのかというと、海洋学者曰く、

「Sea foam is created by the interaction of sea water movement and plant plankton residues」
(この海の泡は、海水の動きや植物プランクトンの相互作用によって作成された)

のだそうです。
つまり一連の暴風が海の表面を泡だて、更にそれが風に乗って民家のほうまで飛んできた…ということなのでしょう。
プランクトンがそこにどうかかわるのかは分かりません。

リンク先の映像を見ると、この泡はなかなかの深さです。
レインブーツを履いていないと、ズボンがびしょぬれになってしまいそうです。

我が家は海からも川からも離れているので、そんなことが同じ街で発生してるとは全く知りませんでした。
さすがスコットランド、自然のダイナミックさが違いますね。

そして更に今日(26日)に続報を探したら、泡は一晩経ってすっかり無くなっていました。
住民たちも一安心したことでしょう。

ただし、自治体曰く、木や森のような場所が受けたダメージ(恐らく塩害)を修復するには1年くらいかかるそうです。

見るだけなら面白いですが、さまざまな被害を引き起こすこの現象、もうしばらくは起こって欲しくないものです。

【参照サイト】
http://www.bbc.co.uk/news/uk-scotland-north-east-orkney-shetland-19716141

http://www.bbc.co.uk/news/uk-scotland-19719008

http://www.bbc.co.uk/news/uk-scotland-north-east-orkney-shetland-19727613







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