ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

前の月へ

2025.11

次の月へ
S M T W T F S
      1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30       

サンパウロ市内を走る警察の騎馬隊

サンパウロ市内を走る警察の騎馬隊

 ブラジルは既に車社会です。特にサンパウロ市は時間帯によって渋滞が風物詩です。

 通りには車ばかりが行き交っているのかと思えば、意外にも、馬の存在を身近に感じることができます。

 大都市サンパウロでも、小さな田舎町でも、時々どこからともなく馬に乗る人が現れ、車道を走行したり横断したりする風景が目に飛び込んできます。


サンパウロ州インダイアツーバ市の郊外を馬で移動する住民

サンパウロ州インダイアツーバ市の郊外を馬で移動する住民

 サンパウロ市で馬に乗って移動する人と言えば、身近なのは警察の騎馬隊です。

 騎馬隊を見かけるのは、不特定多数の人が商売をしたり買い物をしたりする、人の出入りが激しい一部の地区です。

 数組で公園の中を巡回したり、道路や広場に馬を停めて周辺の様子を伺う警察官の様子を見かけることがあります。

 騎馬隊の馬は、毛並みも体格もよく、乗馬している警察官もどことなく精鋭された容姿の人が多い気がして、どこに行っても車ばかりの街中で、悠々と馬で巡回できるのは優雅な仕事時間にも見えます。


サンパウロ州サンタイザベル市の町中を馬で走る人

サンパウロ州サンタイザベル市の町中を馬で走る人

 サンパウロ市や大都市を一歩離れれば、馬を移動手段として颯爽と駆け抜ける人を見かける割合が増えます。

 ブラジルは都市を離れれば牛や馬が放牧されているのは身近な光景です。馬との生活が当たり前の人は必ずどこの町にでもいて、土道の広い牧草地帯や農場を移動するのは馬の方が快適な人もいるかもしれません。町中に出れば堂々と車と同じ道を走るのが当たり前で、誰も注意する人はいません。

 21世紀のブラジルで馬が車然と走る様子を見ていると、ヨーロッパ産の高級車のシンボルマークに馬が使われてきた理由が今もシンプルに理解できます。


サンパウロ市内で停まっている警察の騎馬隊

サンパウロ市内で停まっている警察の騎馬隊


サンパウロ市内で停まっている警察の騎馬隊

サンパウロ市内で停まっている警察の騎馬隊


レポーター「大浦 智子」の最近の記事

「ブラジル」の他の記事

  • 718 ビュー
  • 2 コメント

2 - Comments

いとうより:

2014 年 01 月 01 日 11:25:35

いとうです。
他の国でも騎馬隊が街中にいるのは見たことがありますが、一般の人が
街中を馬で走る光景が日常的なところ(比較的都会で)は、見たことがあり
ません。

馬は大きいので、意外と威圧感がありそうですね。駐車スペースではなく
お店やレストランに立ち寄ったとき、どこで待たせておくのでしょう?

oouraより:

2014 年 01 月 02 日 18:05:33

〉いとうさま
 遭遇すると、思わずじっくり観察してしまいます。適当な広さのある場所につないでとめていることを見かけることがあります。馬慣れしていない者にとっては車よりも近づきがたいものがあります。後ろ足で蹴り飛ばされないものかと心配で!!

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives