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日本:東京

武藤 櫻子(むとう さくらこ)

職業…社長秘書、コピーライター
居住都市…東京都

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高い塔に十字架が浮かび上がります。

高い塔に十字架が浮かび上がります。

先日、クリスマスコンサートに行ってきました。
パイプオルガン、ピアノ、チェロ、ヴィオラのミュージシャンが演奏するクラシックのコンサートです。あまりクラシックには興味はなかったのですが、どうしても演奏する場所に行きたかったのです。その場所とは、東京の文京区にある東京カテドラル聖マリア大聖堂。
ある方から、この聖堂は鉄筋コンクリートの建物で世界一美しいといっても過言ではない建築だと聞いたからなのです。それに、コンクリートの教会ってあまり想像がつかなくて、興味がわきました。


照明が上から吊るされる荘厳な広い空間。

照明が上から吊るされる荘厳な広い空間。

まず敷地内に入ると、このシンボリックな十字架が迎えてくれます。
ライトアップされて、まるで十字架が浮かび上がっているかのようで思わず息を飲みました。

そして大聖堂。夜だったので、残念ながら外観をちゃんと見ることができなかったんですが。中に一歩入ると、見たこともない空間が広がっていました。

この大聖堂は、もともと木造建築だったものが、1945年の東京大空襲で焼失してしまい、その後、建築家の丹下健三氏が設計をして1964年に現在の姿に生まれ変わったそうです。コンクリートの灰色がとても重厚感があり、荘厳な雰囲気を醸し出しています。最高裁判所の建築に通ずる重みがあります。柱がなくて、どうやってこの広い空間が作られているのだろうと不思議ですし、なんだかアニメの世界に入ってしまったような気分でした。


祭壇と十字架。

祭壇と十字架。


パイプオルガン。立派です。

パイプオルガン。立派です。

祭壇の反対側にあるのがパイプオルガン。
一番手前の太いパイプから、細い物では鉛筆ほどのパイプが並んでいるそうで、その数は3000を超えるそうです。コンサートでもパイプオルガンの音色を聞くことができたのですが、低い音が地響きのように鳴り、体で音を感じることができました。


こんな近代的で、個性的な建物が50年前に建てられたなんて信じられません。こんな素晴らしい空間で、ライブの演奏を聴けて、とても貴重な体験でした。普段であれば、神聖な場所で礼拝なども行われているので、写真撮影は禁止なのですが、コンサートということもあり、写真を撮らせていただくことができました。昼間に来たら、日の光が入って、また雰囲気が違うのではないかと思います。


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2 - Comments

かなやより:

2013 年 12 月 30 日 14:32:42

こんな教会が日本にあったとは、恥ずかしながら初めて知りました。特に1枚目の外観写真。まさに異空間という感じで、思わず見入ってしまいました。

いとうより:

2014 年 01 月 01 日 11:46:11

いとうです。
文京区は確か区役所か区民ホールも結構凝ったつくりではなかったかと
思います。でも、改めて紹介していただくと、同じ日本そして東京にも、
知らない情報はたくさんありますね。

本年も、このような報道には出ないけど、そこに住んでいる方の視点での
楽しい情報を楽しみにしています。

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