ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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ブラジルで販売されているクロスステッチ(ポント・クルス)専門の冊子や雑誌

ブラジルで販売されているクロスステッチ(ポント・クルス)専門の冊子や雑誌

 ブラジルの女性に最も親しまれている刺繍と言えば、クロスステッチです。ポルトガル語ではポント・クルスと呼ばれます。
 町のどこにでもある新聞雑誌スタンドでは、クロスステッチ専門の冊子や雑誌が必ず販売されています。


ブラジルに暮らす女性が最も親しむ刺繍であるクロスステッチの作品

ブラジルに暮らす女性が最も親しむ刺繍であるクロスステッチの作品

 ブラジルの手芸の本は、編み物でも刺繍でも図解の解説が少なく、文章だけで説明されているというのが手芸愛好家の間でもよく知られた事実です。手芸をする女性は少なくないですが、これまでは口承と見よう見まねで伝えられてきたという事を暗に示しています。

 そんな中、クロスステッチに限っては図解付きの本がたくさん出回っています。図を見れば縫い方が分かる上、決まった穴に決まった色の糸を通してバッテンを縫っていくだけというシンプルさが、広く親しまれる理由になっていると思われます。


クロスステッチのデザインと糸の色の解説図

クロスステッチのデザインと糸の色の解説図

 刺繍糸は身近な手芸用品店や雑貨店などで購入できますが、クロスステッチ専用の一枚布は、品ぞろえの良い手芸用品店などでしか取り扱っていないことが多いです。

 ただ、タオル生地の一部がクロスステッチの生地になっている商品は身近な雑貨屋でもたいてい売っています。

 タオル生地の一部がクロスステッチの生地になっているものは、例えば、子どもが幼稚園で使うタオルに名前を刺繍するような形で利用されることがあります。

 タオル生地以外にも、寝具のカバーなどの布の一部がクロスステッチの生地になっていて、好きな刺繍を施すことができる布地などもあります。


ハンドタオルの一部がクロスステッチの生地になっている

ハンドタオルの一部がクロスステッチの生地になっている


ポルトガル語によるクロスステッチの解説図

ポルトガル語によるクロスステッチの解説図


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