ヨハネスブルグのチャイナタウン−ブルマ(Buruma)
2013.03.03 up
旧正月の最終日は、夜の宴会にそなえ、お店の外にもテーブルがたくさん広げられていました。
先々週の2月11日の一週間は、中国の旧正月でした。
この休暇期間中に、海外旅行へ繰り出す大量の中国人の様子が毎年ニュースにもなりますが、ヨハネスブルグにあるチャイナタウンも、赤・黄色・ゴールドの派手な飾りつけで普段より盛り上がっていました。
サトイモや瓜など、アジアの野菜も手に入ります。
ヨハネスブルグのチャイナタウンは、ブルマ(Buruma)という地域にあります。
日本人が多く住むサントン(Sandton)市内から、車で約30分です。
アメリカなど大都市のチャイナタウンと比べ、ここのチャイナタウンは規模も小さく、だいぶさびれた雰囲気ですが、ここには中国や台湾のレストランが立ち並び、商店では日本食やアジアの野菜も手に入るので、たまに買出しに行くこともあります。
「長いも」を買ってみました。日本の長いもに比べ、細くて元気がなさそうでしたが、味は長いもでした。
南アだけでなく、アフリカに進出する中国企業の数は毎年増え、いまやインフラ整備では中国企業抜きには語れないほど、アフリカ各国で影響力があるのは中国です。
アフリカ各国の内戦が終了し、治安が安定し始めた頃から、各国が石油やレアメタルなどの資源獲得を目指し、進出していますが、とにかく、中国は、質はともかく「安さ」を武器に、パワーがあります。
不法労働者が多いため、正確な数は不明ですが、アフリカ全土に50~100万人ほどの中国人がいると言われています。
中国風パンやさんで、ゴマ団子を購入。揚げたてで、美味しい!
ただ、最近では、現地雇用を生み出さない中国企業の姿勢が問題となっております。
中国企業は、例えばインフラ設備であれば、建設作業員は中国から連れてきて、現地人を雇用しません。そして、大勢の出稼ぎ労働者を中国本土から呼び寄せ、チャイナタウンを作っていくので、結果的に、現地には何もお金が落ちないという仕組みです。
アフリカの各国でも、この中国の姿勢を批判し、中国企業を避ける動きが一部で起きています。
中国マッサージ店は、ヨハネス市内にも多くあります。値段は1時間のマッサージで2000〜3000円ほど。日本に比べ格安です。
世界中、どこに行っても目にするチャイナタウン。中国人の商売意欲とたくましさ(言い換えれば、ずうずうしさ)には、本当に驚きます。
ヨハネスブルグにも、中国人のお金持ちがたくさんいます。
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