ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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シュラスコ(ブラジル式バーベキュー)向けの乾燥したニンニク、玉ねぎ、ハーブ、唐辛子などを加えた岩塩(大きな容器)

シュラスコ(ブラジル式バーベキュー)向けの乾燥したニンニク、玉ねぎ、ハーブ、唐辛子などを加えた岩塩(大きな容器)

 塩はブラジルの家庭の台所でも第一の調味料です。
 
 1Kgが約1レアル(約50円)で販売されている工業塩や、工業塩よりは少し割高(約2倍の価格)の天然をイメージさせる塩などがどこのスーパーでも販売されています。ヨード入りとヨード無しも選べます。


「ボンベイ」というブランドのブラジル産の高級塩「フロール・ド・サル」

「ボンベイ」というブランドのブラジル産の高級塩「フロール・ド・サル」

 そのような一般的な塩事情に加え、ブラジルを代表する塩といってまず思いつくのは「フロール・ド・サル(塩の花)」です。高級塩として認識され、サンパウロでは比較的高級なスーパーや市立市場などでしか販売されていません。

 「フロール・ド・サル」はブラジルのリオ・グランデ・ド・ノルチ州が産地です。天然の高品質な塩として知られており、確かに、一度食べると、豆料理でも肉料理でも、微妙においしい気がします。

 「フロール・ド・サル」は工業塩に比べて国内需要向けでも約20倍から30倍の価格で販売されています。フランス語の表記されたお土産用もあり、輸出向けと思われる洒落た容器に入った商品では、約200倍の値段が付けられていました(約3年半前)。

 「フロール・ド・サル」ほど高嶺の花の塩ではなく、ブラジルでは身近な塩といえば岩塩です。ブラジルを代表するシュラスコ(ブラジル式バーベキュー)の味付けといえば岩塩です。

 肉の下味に岩塩のみというのもポピュラーですが、岩塩だけでは味わいが足りないという事で、岩塩にプラスアルファして乾燥したニンニク、玉ねぎ、ハーブ、唐辛子などを加えた岩塩も身近に販売されています。

 シュラスコは一般に塩味がベースであり、時には色々とアレンジした岩塩もニーズがあるのかもしれません。


一般に市販されている岩塩(右)とハーブが加えられた岩塩(中)と唐辛子が加えられた岩塩(左)

一般に市販されている岩塩(右)とハーブが加えられた岩塩(中)と唐辛子が加えられた岩塩(左)


サンパウロ市立市場の香辛料店で小分けして販売されている「フロール・ド・サル」

サンパウロ市立市場の香辛料店で小分けして販売されている「フロール・ド・サル」


輸出向けと思われるフランス語表記も入った「フロール・デ・サル」の瓶

輸出向けと思われるフランス語表記も入った「フロール・デ・サル」の瓶


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