えげつない?プレゼント商戦
2014.11.28 up
いつものように近所のスーパーに買い物に入った時のこと。
外はドピーカンのキラキラ晴天なのに、なぜか食品売り場が薄暗い?
なにか圧迫感を感じて見渡すと、正体が分かりました。
お母さんたちがその最重要目的地として練り歩く「食品売り場」、主に乾物やパスタ、調味料、まあ平たく言えば生鮮食品を除く全食品売り場の棚のその上が大変な事になっています。
地震のほとんど発生しないグアダラハラ。通常、スーパーの陳列棚は最上段の高さが約2mほどあり、その上までぎっしりと商品が並んでいます。ですが、天井も高い(ゆうに8mはあるでしょう)ので、とくに圧迫感は感じません。
見て見ぬ振りはもう出来まい。
が、11月に入った途端に様変わりしました。
陳列棚の最上段に、そびえたつようにして並べられている子どものおもちゃ(しかも大箱)、子どもの自転車。ずらっと並んだ様は、主をなくしてもなお戦いに挑もうとする騎馬隊のようでもあります。
これ、クリスマス用のプレゼント商戦の一環です。
これまでは、売り場や駐車場、内部の倉庫の一角を飾り立てて「おもちゃの国」としていたのですが、親だって学びます。近寄らないようにするのです。
そこで、スーパー側も一工夫。
常日頃、食料品の買い物には必ず子ども達を連れて行く、または週末に家族全員で出かけて行く習慣のあるメキシコ人。避けて通れるはずはありません。子どもだって「お母さん」と見上げるのは母の顔ではなくその向こうの自転車。
どんどん買ってもらいたいし、子どもにはどんどんおねだりさせたい!(スーパー側)
インフレ気味で何もかも値上がりだから、出来る事ならプレゼントは控えめにしたい!(親側)
そんな大人の事情なんて関係ありません。目に入ったものはどうしても買っていただかなくては気が済まない!(子ども側)
この「レジ前のお菓子」と似たような効果を持って来たスーパー側の知能犯的な売り方に、軍配はあがるのでしょうか。
来年あたりはどのような陳列、集客をするのか、端から見ていても興味深いものです。
親とスーパーの熾烈な戦い?
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2 - Comments
尾田より:
2014 年 11 月 30 日 10:41:06
これはすごい発想ですね!
違和感はあるもののこれで売れれば儲けもの、という感じなんでしょう・・(笑)
Setsuより:
2014 年 12 月 06 日 10:37:12
尾田 さま
コメントありがとうございます。
地震国ニッポンから見ると「なるべく早足で通り抜けたい」感じですよね。
売れるんでしたらなんでもやるんですよ、ここは。
開けっぴろげなので見ていて気持ちいいですけどね。
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