チリの夏の暑さ対策
2015.08.26 up
サンティアゴの旧市街にある市場で長年、モテ・コン・ウェシージョを一筋で売り続ける夫婦。
現在南半球のチリは、毎日ストーブを焚きながら寒さを凌ぐほど寒い日が続いています。チリの暑さは日本の蒸し暑さとは少し違い、湿度がとても低いカラッとした暑さが続きます。私が日本で生活していた時には、顔から汗が吹き出るほどの汗かきだったのですが、そんな私でもチリの乾燥した暑さの中では汗を全くかかないというほど、乾燥していました。そのため、日向を歩くと太陽のギラギラとした強い日差しが痛いほど皮膚に突き刺さるような感じで、日陰に行けばカラッと涼しく気持ち良く過ごせるほどの温度差です。
とても濃厚に見える桃のシロップですが、飲むと甘さもすっきりで、日本人の口にもよく合うなんだか懐かしい味が特徴です。
さて、そんなチリでの夏の暑さ対策といえば、「モテ・コン・ウェシージョ(Mote con huesillo)」と呼ばれる小麦と桃で出来た、さっぱりとした味わいの飲み物が人気です。作り方は、乾燥した桃を一晩水に浸し、シナモンスティックを入れて30分以上砂糖水で煮ます。殻付きの小麦を柔らかくなるまで水で茹でて、小麦が茹で上がったら桃のシロップに加えて冷やして作るとてもシンプルな飲み物です。
そんな、モテ・コン・ウェシージョは夏場になるとサンティアゴの旧市街のいたるところの屋台で売られています。自宅でも簡単に作ることができ、喉が渇いた時には、この飲み物を飲むとすっきり爽やかになり、同時にこの飲み物に入った小麦やモモを食べてお腹も満たされる一石二鳥な飲み物でもあることから、チリ人たちの夏の暑さ対策として定番の大人気な飲み物でもあるのです。
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タグ:暑さ対策の定番
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