サンティアゴがゴミで溢れる
2016.11.24 up
大量のゴミが散らかり、野良犬や鳩がゴミを漁ったりしています。
サンティアゴはゴミで溢れています。約2週間前からゴミ収集業者のストライキが始まりゴミが収集されずに、あちこちで溜まり始めました。街角では悪臭が広がり、道には細かいゴミが風に乗って飛んでくることもあります。
街角に置かれたゴミ箱もゴミがもう入らない状態。
チリではよりよい給料などを求めて色々な会社がストライキを起こすことがよくありますが、今回のゴミ収集車のストライキは生活に直接影響を及ぼすので、ゴミ収集業者の有り難みが良く分かる出来事でもありました。そんなゴミ収集業者で働く人々の賃金といえば、チリでもらえる最低賃金の230,000ペソ、日本円で約37,000円と、とても低い賃金で働いています。そしてそこで働く人といえばドミニカ共和国やハイチなどの南米の貧しい国からの移民が主に占めています。
ありがたいことにゴミ収集車が少しづつ動き始めて大量のゴミを収集し始めました。
ゴミ収集業者のストライキが始まって約2週間が経ち、ゴミがもたらす不衛生さからもたらされる病気などの危機をチリの市町村が緊急に警告を発し始めました。11月13日の朝、このブログを書こうと家を出たところ、家の前を大きなゴミ収集車が通過していきました。どうやら市町村からの緊急警告を受け、ゴミ収集業者も動かずにはいられない状態になったようです。
それにしても、最低賃金で働くゴミ収集業者たち。ストライキで賃金向上に結びついたのでしょうか。チリでは年々物価が上がっています。同じく役所などで働く公務員たちも賃金向上を巡ってストライキが続いています。物価が高いチリで生活するにはどうしても、何かの方法でお金を稼がないといけない現実がみんな共通してあるのです。
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