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台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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2024.4

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まずは天高く投げます

まずは天高く投げます

 開会式の後、担当の先生の指示で、まずは上へ向けて高く投げます。
 「(卒業後)より高く羽ばたくように」という願望を込めたものです。


次は横へ投げます

次は横へ投げます

 その次は、横を向き、できるだけ遠くへ投げます。
 「(卒業後)より遠くへ、より大きく羽ばたくように」という願望を込めたものです。

 その後、約20分に渡る水風船大戦がスタートします。

 


来賓やPTAの役員らも一緒に

来賓やPTAの役員らも一緒に

 水風船大戦は、卒業生だけのものではありません。
 校長を始めとする教員、来賓やPTAの役員も一緒に混じって水風船を投げあいます。そこには、恥じらいというものは一切なく、童心に帰って楽しんでいました。

 ここにある写真を見ていると、単純に「楽しそうだねぇ」と思うかもしれませんが、私のところに水風船が何度か飛んできていて、もう少しで当たるところでした。また、中には、水風船を持って運動場を飛び出し、(色々な意味で)お世話になった教官の背中にぶつける卒業生もいて、「自分も標的にならないか」と心配でした。


後片付けも行事の一つ

後片付けも行事の一つ

 終了後は、全員で後片付けをします。
 風船の破片が残らないよう、注意しながら片付けていきます。

 この際、水たまりができた芝生のところで、わざとクラスメイトを転ばせて、ドロドロにして遊んでいる姿もありました。


最後は汚れを洗い流します

最後は汚れを洗い流します

 後片付け終了後、着替えて教室へ戻りますが、その前に汚れを水流の強いホースの水を使って洗い流します。上の写真を見ていると痛そうに見えますが、水を受けている卒業生も、それを待ちながら眺めている卒業生もみんな笑顔でした。

 学校を離れる前に、広報担当の先生に話を少し伺いましたが、安全面に配慮し、卒業生たちにはゴーグルの購入と着用を強く勧めているそうです。また、この行事には協賛企業もあるのですが、そちらの広告活動は本行事とは距離を置くよう、要請している、ということでした。

 元々、受験のストレスを発散し、暑気払いを行うのが目的だった水風戦大戦が、今では著名人やマスコミや企業を動かす一大イベントになっています。
 
 私も、「自宅が近所だったら、面白そうだから参加してみたいですね」と話しましたが、前出の先生からは、「安全を考慮し、外部の方の参加はご遠慮いただいております」という返答でした。とはいえ、見ているこちらが楽しくなるような行事なので、引き続き追いかけていきたいと思います。


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